min-minの読書メモ

冒険小説を主体に読書してますがその他ジャンルでも読んだ本を紹介します。最近、気に入った映画やDVDの感想も載せてます。

渡辺裕之著『凶悪の序章 新・傭兵代理店(上・下)』

2017-10-24 16:17:16 | 「ワ行」の作家
渡辺裕之著『凶悪の序章 新・傭兵代理店(上・下)』 祥伝社文庫 2017.5.20第1刷 

おススメ度 ★★☆☆☆

本編のストーリーは従来とちょっと趣を異にしている。今までは軍事ミッションを遂行する傭兵部隊リベンジャーズの活躍を描く、というのが同シリーズの本流であったと思うのだが、今回はどちらかと言うと諜報戦の様相を呈している。
というのは、フランス外人部隊に所属する恩師の孫である柊真がトルコ国内での外人部隊の作戦行動中、仲間のミゲルを撃ち殺すという事案が発生し、藤堂浩志は第三者検証者として外人部隊から参加して欲しいとの要請を受けたのであった。
ところがこの要請を浩志が受けると、世界規模でリベンジャーズのメンバーが襲われたのであった。
物語の後半部分はこの犯人を追って殺されたアメリカ人のリベンジを行うべく米国に乗り込むのであるが、真の敵がALなる謎の陰謀組織であることが分かった時点でほぼ諜報戦の世界に突入する。
ま、たまにはこうしたテイストも良いのであるが渡辺氏のネタ切れによってこの手の世界に没入して欲しくない。やはり傭兵としての戦闘を描いて欲しい。





最新の画像もっと見る

コメントを投稿