min-minの読書メモ

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日本映画『探偵はBARにいる3』

2017-12-07 19:07:43 | 映画・DVD
日本映画『探偵はBARにいる3』東映 2017.12.1 封切 
おススメ度 ★★★★☆

監督:吉田照幸
キャスト:大泉洋・松田龍平・北川景子ほか
上映時間:122分

北海道札幌が生んだ作家、東 直己の「ススキノ探偵というか便利屋俺」シリーズのひとつ「探偵はBARにいる」から題名を取ったシリーズ第三作目。
東 直己の同シリーズは全部読んでいるが本編の内容と同じ原作はどこにもない。
探偵はじめ北大の助手高田や脇役として度々登場する地元暴力団若頭の相沢や地元紙の新聞記者など原作通りの設定ではある
だが、ストーリーは一部似たようなところもあるものの、新たに作られた脚本は原作から大きくはずれている。
原作者の東 直己氏は何かのエッセイで「映画と原作は完全に別物である」と言い切っているから、今回のような別作品とも言える映画に対しても肯定的なのであろう。
そもそもこのシリーズの第一作目から探偵役の大泉洋があまりにも原作の探偵とイメージがかけ離れていたため、大丈夫かい?と疑念を抱いたものであった。
それが回を重ねる毎になんかシックリとして来たから不思議だ。相棒の高田(原作ではいつもバディーとなっているわけではない)との絶妙なコンビ具合が奏功しているのかも知れない。
札幌生まれの札幌育ちの僕としては、とにかくススキノのシーンが出てくるだけで嬉しくなってしまう。
この映画を観る最大のモチベーションはこの望郷の念からと言っても過言ではない。
本編からは監督も吉田監督になり、ストーリー展開のテンポも良く、アクションシーンも重みと迫力を増す工夫がなされている。
面白さは過去の二作よりも上を行っている。三作目の成功(興業的にも良い数字が出るだろう)でほぼ次回作も制作されるのではなかろうか。
ああ、やっぱりススキノに行って飲みたいなぁ~。

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