Chang! Blog
福岡のハングル検定準2級建築士、そして一児の父の[ちゃん]のブログです




 泥酔で帰ってきてしまった新年2回目の夜。そんな状態で初夢など見られるはずもなく、ぼおっとしたまま8時に目覚めました。風呂を浴びて、年末年始休暇最終日の1月3日がスタートです。


 今回泊まったのは、別府駅前のホテルアネックス松美、両親の定宿です。3週間前、某大手宿泊サイトでは別府市内のホテルはどこも空きがなかったのに、両親が電話したらすんなり2部屋予約できました。ネットに頼りすぎてはいかんですね。
 少し古さは感じられますが、バス・トイレが別々で、広々した浴槽にはジャグジー機能付き。部屋の広さは、シティホテルクラスです。これでお正月でも定価のツイン7千円(税込)は、お値打ちだと思います。


 二日酔いで痛い頭を抱えつつ、朝の散歩に出かけました。市街地南側の朝見神社までは、歩いても15分ほどの距離です。
 昨日は無関係のバスを阻む渋滞を生んでいたのに、歩いてしかこられない海側のメインの参道には、ほとんど人影がありません。街中の神社とはいえ、初詣はみんなクルマなんですね。


 立派な夫婦杉の間をくぐって、境内へ。仲良く寄り添うように立つ姿は、あやかりたいものですね(笑)。
 参道を歩いてきた人だけができる体験で、なんとはなし夫婦円満にご利益がありそうな気がします。


 境内そのものは、出店も出て賑わっていました。昨年は良縁成就を祈願したので、今回はお礼参りになります。
 昨年は「お年玉フリーきっぷ」で絵馬をもらいましたが、今回はちゃんと500円払って、感謝の気持ちを記しておきました。ありがとうございました。


 裏手の駐車場側の石段には、紅葉が残っていました。枯れ木と椿と紅葉の競演、なんとも不思議な眺めです。
 境内には蔵を改装したカフェがあり、神社にしてはしゃれています。店内でゆっくりする時間はなかったので、テイクアウトのコーヒーを飲みながら宿へ戻ることにしました。


 昨年から続いている別府中央公民館の改修工事も、佳境に入ってきました。公会堂として開館した当時にはあった外階段が復元されており、2階から出入りする本来の姿を取り戻しています。
 ただ外壁のスクラッチタイルは きれいになりすぎてしまった感があり、重厚感が失われたように見えました。歳月とともに、また風格が生まれてくるのでしょうか。


 一旦ホテルに戻り、10時チェックアウト。母が内成の無人販売所でカボスを買ったせいで、ずっしりと重くなってしまったカバンを手に、今度は駅北側へ散歩の続きです。
 駅市場とは駅を挟んで反対側にある、北高架下商店街も、近年注目を浴びつつあります。


 若手の商売人が入ってきて、商店街をアートに飾る一方、昔ながらの喫茶店やラーメン屋も残っており、やっぱり「混沌」を感じさせる区画です。
 1月中旬には大手格安レンタカーの事務所ができるそうで、こぎれいな店舗はまた逆に、異彩を放ちそう。観光客も訪れる機会が増えるだろうし、いっそう注目を浴びる存在になっていくかもしれません。


 APU行きの大分バスに乗って、九州横断道路方面へ。11時開店の回転寿司「水天」のオープン待ちの行列に加わりました。
 並ぶほどかね・・・と思っていましたが、店を出る頃には20人くらいの行列ができており、人気店なんですね。父の判断、正解でした!


 回転寿司とはいうものの、レーンにはほとんど寿司が乗っていません。メニューを見てみれば「コース」や「コース」が多く、2貫1皿の普通の回転寿司とは一線を画す店のようです。お値段も、雰囲気相応です。


 ちゃんと握られた寿司、うまかった…。


 今度は亀の井バスで、鉄輪温泉へ。平野部があまりない別府の市街地は、一定限られた範囲に限られます。そこにバス路線が縦横に走っているので、地方都市としてはバスでも動きやすい街です。
 大分のバス3社はnimocaを導入していて、全国の交通系ICカードが使えるのも、観光客には便利です。




 バスで10分、鉄輪温泉で下車。大谷公園は、名物「足蒸し」でくつろぐ外国人観光客で大賑わいでしたが、いでゆ坂や路地裏をそぞろ歩く人はあまりいませんでした。
 鉄輪の路地は側溝どころか、地割れからも噴煙が上がる様子は鉄輪ならでは。温泉のくみ上げ機のパイプはさびつき、析出物に覆われ遺跡のようです。ぜひ路地裏まで歩いて、楽しんでほしい温泉街だと思います。


 昨年末の竹瓦温泉砂湯に続き、『ずいぶん別府に通っていたのに経験したことなかったシリーズ』鉄輪むし湯にチャレンジしてみました。入浴料510円、浴衣のレンタルは200円。
 むし湯は、薬草の敷かれた石室に温泉の蒸気を込めた、古来のスチームサウナです。石菖がいい香りを醸し出していて、蒸気だけではなく背中からも熱され、体温上昇。わずか8分で、汗だくになってしまいました。


 両親がいきなり鉄輪に半年間住んでいたと言い出し、子どもなのに初耳。もちろんアパートに風呂はなく、谷の湯に通うのが日課だったんだとか。
 アパートはなくなっていましたが、谷の湯は住んでいた30年以上前からそのまま。二人はこの街でどんな暮らしをしていたのか…いや、興味ない興味ない(笑)。


 午後2時の高速バスで、鉄輪から直接、福岡へと戻ります。本当はJRを使うつもりでしたが、3週間前の時点で軒並み満席。一方のバスは、すんなり切符を取ることができました。
 4枚回数券を使えば、一人あたりの片道運賃は2,055円と激安。行きのゆふいんの森では贅沢してしまったので、バランスが取れた形にはなりました。


 行きと帰りで交通機関を分けるもの、気分が変わっていいもの。回数券ならではの芸当です。
 明礬温泉をまたぐ明礬大橋は、マイカーだとよく分かりませんが、視線の高い高速バスだと景色が広がります。ずいぶん昔、高速バスからだと見えてしまう露天風呂があるとバスガイドさんが言っていたけど、真偽やいかに。


 年末年始休暇の最終日とあって、別府湾SAへの入り口と、鳥栖JCTからしばらくの間は渋滞。20分ほど遅れて、終点・博多バスターミナルに到着しました。別府から3時間、4列シートではちょっと窮屈な感じでした。
 旅疲れというよりは、飲み疲れ。そして明日からの職場は、通常営業です。 


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