sigh of relief

くたくたな1日を今日も生き延びて
冷たいシャンパンとチーズと生ハム、
届いた本と手紙に気持ちが緩む、
感じ。

「某」

2020-04-23 | 本とか
お風呂で5夜くらいで読了した、川上弘美の「某」。
これ、韓国映画の「ビューティー・インサイド」みたいなお話。
この映画は、わたしは結構好きだった。誰でもない者の哀しみ。
クールな女子学生や、やりたいだけの男子や、おじさんや、ギャルっぽい子や、色んな人になる。
人と付き合って一緒に住んで関係を築き、新しい感情のようなものが知ったり、
過去の記憶があったりなかったり、自分と同じような種類の人と出会ったりしながら、
ラストの辺はファンタジーがかってきて、読むのがちょっと減速した。
愛の話と思えば読めるんだけど、ファンタジー感あると読むのがしんどくなる。
なんでファンタジーこんなに苦手なんだろなぁ。
川上弘美はわりと読んでるけど、新聞連載だったファンタジーはダメだった。
新聞小説というものが好きだけど、途中で脱落するのが10年に一度くらいのことであるのです。
川上弘美がどうこうではなく、ファンタジーがかなり苦手なのですね。
ファンタジーでも、変な生き物や変な世界の出てくる変なく話はすごく好きなんですけど。
人間が成長するタイプの人間くさいファンタジーが苦手なのよね。

とはいえ、読み終わってみるとラストは超有名猫の絵本みたいな話で、やっぱり愛の話だな。
わりとそういうの好きなので、よかった本。
(タイトル言うとネタバレになってしまう有名な絵本…

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