猫ズ映画!
英文科の学生だった大学時代に読んだT.S.エリオットの詩を元にした有名なミュージカルの映画化で
舞台のものを学生時代に映像で見た気がする。とても有名で素晴らしい楽曲の数々!
でもこの映画は世界的に大コケとか、実写化が微妙すぎるとか色々酷い評判になりました。
だけど見てみると、あまた出ている悪評ほど悪くないというか、すごく良かった。わたしは大好き。
思うにこの悪評って、
人間はいつも自覚なく傲慢で、擬人化は好きだけどその逆は嫌いってことなのかな?
動物たちをかわいくデフォルメして人間と同じ言葉同じ思考同じ動きをさせた擬人化アニメは
かわいいかわいいと褒めて感情移入するのに、
人間を擬猫化させたものは気持ち悪いとか言うのよね。
そういういうことかなーと思いながら見ていました。
でもわたしは全然何が微妙で良くないのかわからなかった。楽しかったよ。
クライマックスのシーンでは涙が出たし(音楽の力!)
見終わった後にスッキリして元気も出た。
あと、自分は若い頃はミュージカルが苦手で、特に「キャッツ」はよくわからなくて、
それは自分は「物語」がないとのれないからだと思ってたけど、
改めて考えると今の自分は全然そうじゃないなと思う。
よくできたディテールとエモーションを味わわせて貰えれば十分とも思えるようになりました。
コツコツ映画を見てきて、そういう見方も柔軟にでき、味わい、楽しめるようになってきたのかな。
勉強でもなんでも、続けることでより楽しめるように
自分を耕すとか自分の中に何かをためるとか、時間がかかるけどそういうことが大事よね。
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