sigh of relief

くたくたな1日を今日も生き延びて
冷たいシャンパンとチーズと生ハム、
届いた本と手紙に気持ちが緩む、
感じ。

ストウブのお鍋

2023-06-28 | お弁当や食べ物
小さい鍋を買った話を2ヶ月ほど前にしましたが
そこに書いた茶色い小さい片手土鍋が思った以上に良くて、使うのが楽しい。
一人分のおじやにちょうどいいし、小さめのさつまいもを蒸すのによくて、
お芋の下にくしゃっとしたアルミホイルを置いて少量の水でふたをして15分くらい。
おやつにはさつまいもを食べるといいよね。甘いものじゃなく。
ただ、焼き色をつけるような料理はこの小さい土鍋では不安なので、
焼いて煮込むような料理用に、もう少しどっしりした鍋が欲しくなった。
16センチのフィスラーの小さめ寸胴鍋をご飯炊くのにもシチューとかの煮物するのにも使ってたけど、
最近引き算料理に目覚めてるのでそれくらいの大きさの土鍋的なものはどうかなと探し始めたら
ずっと使いこなせないしいらないと思っていた重い鍋が、すごくほしくなりました。
自分のためにのんびり料理できるようになると、重い鍋でゆったり煮込みがしたい気がしてきたのです。

それに重い鋳物鍋で炊飯もしてみたいという気持ちもありました。
炊飯は今まで、1号用の炊飯土鍋が二つとレンジで蒸し炊きするのがひとつと、
2号炊くときのフィスラーの鍋で十分足りてて、特に1合用の炊飯土鍋は最高で満足してるんだけど
重い鋳物鍋でも一度炊いてみたくなったのです。炊飯は趣味と言っていいくらい好きだしね。

あと、ここ数年作ってないラタトゥイユとかカポナータとかも
重い鍋だともっと美味しくできるんじゃないの?
今ある鍋でも十分なんでも美味しく作れるけど、同じものをグレードアップさせてみたい!
ということで、長年買わないぞと思い続けてきたストウブの小さいのをぽちってみた。

14センチ。バジルという名前の深い緑。

茶色いのは前に買った片手土鍋。大きさ比較で並べてみた。

1号のお米が炊けるのでまず炊飯をしてみたけど、2度試してもややしっかりした噛み心地。
ググったらストウブのご飯は硬めらしい。おいしいけど、炊飯はいつもの土鍋のほうが好みだな。

それから冷蔵庫にあったニンジンと半分の玉ねぎがあったので、
無水蒸し焼きをオリーブオイルと塩だけでやったら、びっくりするくらい甘くなってびっくり。

人参は、オーブンでじっくり焼くのが一番甘くなって美味しいとずっと思ってたけど、
この鍋も予想以上。オーブン焼きと同じくらい甘くて青さがなくて、味が濃いわ。なるほど…

次に新じゃがを無水調理。おいしい!
無水調理は軽く油を敷いた鍋に野菜など入れて塩を振り蓋をして火をつけるだけ。
火加減などコツと注意と慣れはいるけど、味付けが塩だけでこんな濃い味になるのね。

少し前に買ったおじや用の片手土鍋と大きさは近いけど、無水調理ができるのが嬉しくて
シンプルに野菜料理をしてたのだけど、肉や魚を調理する大きめの鍋も、
自分にもちゃんと使えそうだなとわかったので翌週には購入してしまった。

23センチのオーバル型で魚や肉、とうもろこしなど長めのものを焼くのにピッタリ。
アクアパッツァが特に似合いそうです。こちらはボルドーという深い赤。
わたしくらい毎日台所に立つなら、高いお鍋を買ってもばちはあたらない・・・よね?
23センチの鍋ではすぐに鶏肉の煮込みや肉じゃがを作ってみました。

無水調理が美味しくて楽しいので、それ用の本も何冊か買ったし、もっと試したい。楽しい。

すごく重い鍋なので自分には扱えないと何十年も気になりつつ買わずにきた鍋ですが、
家族がいた時よりずっと料理を楽しめるようになったし、
もっと年取ったら重くて扱えなくなるかもしれないけど、それまでに色々作りたい。
数年前の家のリフォーム時に鍋もだいぶ処分したので、
これからはこの重い子たちに毎日のようにお世話になろうと思う。

昔、子育て中は余裕がなくて、料理を楽しめなかったけど
料理がこんなに楽しくなるなんて、昔の自分が見たら驚くだろうな。