教育史研究と邦楽作曲の生活

一人の教育学者(日本教育史専門)が日々の動向と思索をつづる、個人的 な表現の場

られつ

2005年07月27日 21時31分45秒 | Weblog
 今日のできごと。
 1,読書(カー『歴史とは何か』、中野光『大正自由教育の研究』)。カーの読書は、明日の教育史研究会のため(性格には自分のためですが)。三章「歴史と科学と道徳」を読んでます。歴史は科学なんじゃないのー?という部分です。後者の読書は、私の弱点を補強するため。弱点とは、明治中期以降の日本教育史に弱いこと。そのため、後世と関連づけた歴史的意義づけが下手なのです。帝国教育会をやる限り、大正・昭和の教育史認識は必要ですし、中野先生は避けて通れない大家ですし。
 2,「大日本教育会・帝国教育会の群像」の資料収集。最近「群像」の更新が停滞してますが、それは資料不足のため。いままでの「群像」で使った資料は、実は5月の学会発表のため収集した資料でした。今までの「群像」で使った資料以外にも、学会発表のために調査していた時に利用できる資料はたくさんあったのですが、まあいいやー、と思ってメモしただけでコピーしなかった資料がたくさんあります。実はこの「使える」資料のほとんどは広大になく、住んでいるところから1時間かかる広島県立・広島市立図書館にあります。今日は広大の図書館を見回して、収集していなかった資料はなかったかな、と二度手間の作業をしていました。少しあるにはあったのですが、今までの記事ほど書ける資料がありませんでした。近々収集にいかないとなあ。ちなみに、今日は書く気がしない…
 3,例の博士論文第一次審査にて不可をつきつけてくださった先生との面談。7月1日の博士論文第一次審査からもう大方一ヶ月。ようやくご指導の時間をとってくださいました。指導は非常に厳しかったですが、厳しさは学問への真摯さの現れ、と思っておきます。特に、理論的な勉強不足を注意され、新たな勉強のテーマを与えられてしまいました。全部まともにやっってたら体がいくつあっても足りませんぜ。しかし、心当たりがあるので、素直に従いたいと思います
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