教育史研究と邦楽作曲の生活

一人の教育学者(日本教育史専門)が日々の動向と思索をつづる、個人的 な表現の場

某学会の審査基準

2007年02月21日 23時55分55秒 | 教育研究メモ
 今日は全休。
 どうも力がでない。最大の原因は、次向かうべき目標が定まらないからだろうと思います。今日は全休して気力を回復させ、考えることをしようと思いました。昨日不在通知が来ていたので、朝から郵便局へ行って郵便物を引き取る。来年度の県市民税・保険料について相談するため、市役所へ寄ってから帰宅。帰宅後は、DVD『ナルニア国物語』を見るなどしました。
 引き取った郵便物は、某学会からのもので、8月に投稿していた論文の審査結果と審査票でした。結果は、なんと「大幅な改稿の上再審査」でした。この学会の審査結果は、以下のような構成をしています。

 1.先行研究
  (1)十分に踏まえている (2)触れているが偏っている (3)簡単すぎて不十分
 2.全体の構成
  (1)適切である (2)明確化の余地あり (3)不適当
 3.文章表現について
  (1)問題なし (2)問題あり
 4.総合判定
  (1)このまま掲載可 (2)若干改稿の上掲載可 (3)大幅な改稿の上再審査 
  (4)類別を……に変更し改稿して再審査 (5)掲載不可
 5.欧文要約
  (6-1)チェックしていない (6-2)チェックした
   (1)適切である (2)適切であるが誤植がある (3)改善の余地がある

この1~5までの項目のうち、(1)~のいずれかをチェックしたのが審査結果です。この審査結果に加えて、詳しい審査内容について書かれた審査票が附されています。審査票もまた、以下の細目にわけて、それぞれ評価を下しています。

 1.積極的に評価すべき事項
 2.問題点
  (1)先行研究の扱いについて
  (2)研究方法について
  (3)文章表現について
  (4)全体としてのオリジナリティーについて

 私の審査結果・審査票を見る限り、先行研究と論文構成(章節項・段落に至るまで)について、かなりの改稿+勉強が必要とのこと。ですが、「積極的に評価すべき事項」については、テーマや私がやろうとしたことについて評価していただきました。審査結果をみると、審査者は2人だったようですが、2人とも「大幅な改稿の上再審査」にチェックしてくださったようです。与えられたチャンスを活かすためにも、もう一度がんばろう。
 今回の審査結果を見て最も感じたことは、投稿論文の評価基準が極めて明確である、ということです。今までいくつかの学会に投稿しましたが、今回のものが最も評価基準が明確でした。そのおかげで、どういうところで評価されているのかはっきりわかるし、これから何をしたらいいのかもはっきりわかりました。この数日、具体的な目標(とくに短期目標)を失って若干抜け殻のようになっていましたが、これでやる気が出ました!
 よーしやるぞ!
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