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白鳩ブログ:神像型極ド級スダルシャナ ヴィシュヌ

2017年01月15日 22時39分40秒 | カード情報(ジャッジ...
焼き特化型のアイドルかな。
アイドルエリアにおいておくと、Acのダメージコードに追加効果がつく。
先攻なら衰弱2枚、後攻時はチェック状態にする、と
調整で出来る範囲、めいっぱい強くしてみたのは間違いないだろう。
逆に言うと、これで通用しなかったら黄色の焼きメインデッキは
もはやどうしようもないということである。

だが残念だがこれが出たところで上位のデッキに通用するようになるとは、
ちょっと思えないかな。
これはゲームデザインの最初の段階でつまずいてしまった部分が
すでに取り返せなくなってしまっている、ということであろうと思う。
焼きコードが耐えても衰弱付与orチェック状態になるということは
Ac焼きコードを止める手段はなくなるということに等しい。
書いてあることを読むととんでもないことが書いてあるように読める。
しかしこのゲーム、Ac効果の単体焼きはどんなに強力でも
他の要素で埋め合わせれば実はどうにかなる。

バトルエリアに配置した場合、手札を破棄してチェックで130点ダメージ。
これだけではハヌマーンの劣化。
あくまでアイドルエリアに配置して効果のあるアイドルだ。
その効果は先攻なら衰弱を付与、後攻ならチェック状態にする。
逆に言うとダメージが通ってしまうとなんの効果もないということ。
これでダメージコードを仕掛けられた相手は、そのままブレイクされるか、
手札を消費して耐えても追加効果を受けるか、のジレンマを強いられることになる。
コードをキャンセルできればどちらの受けることはないが、
ディスペルを使うとそれより安い天眼でさらにキャンセルされる可能性が高い。

特に強力なのは、チェックさせる効果。
コードダメージが適用された段階で、そのターンはアタックを仕掛けられなくなるので
そのユニットはアタッカーとしては死ぬ。
コードダメージを使用する目的の8割はそのユニットからのアタックを止めること。
ダメージが足りなくても、チェック状態にさえ出来れば効果の目的の大半は達成している。
問題はこの効果は後攻時限定であるということだろう。
相手はヴィシュヌを見た時点で、攻撃力の高いユニットから順番にアタック宣言をさせるだろう。
これでヴィシュヌの宇宙の軌跡は実質封殺することが可能だ。
先攻時の衰弱付与は決定力としては薄い。
Acのコードダメージに耐えられる、ということは相手は連続でアタック宣言できるに等しい。
連続でアタックが出来るなら衰弱が載せられるくらいは些細な問題であるはず。

つまりどちらの効果も本当に強いデッキでちゃんと手札も揃っていたらどうにでもできる。
本当にこのカードを勝たせるつもりなら先攻後攻かかわらずチェック効果で良かったと思う。
それでもどうにもならないわけではないので。
それだと初心者にはハメ技に近い、と思ったんだろうが
初心者がヴィシュヌを使ったときに上級者には何をどうやっても勝てない場合のことは
気にならないんだろうか。
この部分がゲームデザインの最初の段階でのつまずきなんだろうなとわたしは思うのだが。

バトルエリアに配置したときのヴィシュヌは2/2ログにしては弱いだろうが
2枚目以降のヴィシュヌの活用手段として考えれば十分に強い。
ヴィシュヌがバトルエリアに配置されているということは、
アイドルエリアにも同じくヴィシュヌが配置していることになる。
つまりヴィシュヌが宙破の波動を使用するときは同時に宇宙の軌跡の効果も発動。
この効果で相手がブレイクされなかった場合、
まず自軍ユニット1体に強化がエンチャントされ、
さらに先攻なら衰弱、後攻ならチェック状態の効果が重なる。
ここまでやれるなら2/2でも使えるだろう。
宇宙の軌跡とコンボするためにダメージ属性がコードダメージとなっている。
波紋やスーリヤの太陽の輝きで強化できなくなっているようだが
代わりに反響や雷火でダメージを増強できる。
またブレイクされなかったときの追加効果を狙うならダメージ自体は高くならなくてもよい。

真剣に強いかといわれるとそこまで強くはないんだが、
カードが揃ったらぜひデッキを組んでみたい玄人向けのカード。

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