老いの途中で・・・

人生という“旅”は自分でゴールを設定できない旅。
“老い”を身近に感じつつ、近況や色々な思いを記します。

身近な言葉の語源  人間などに関するもの その⑨ ~かたぎ(気質)/しゃくしじょうぎ(杓子定規)~

2023年05月25日 19時32分36秒 | 面白い言葉や語源など

 この二つの言葉の語源は少し、ヤヤコシイですが、聞いてみれば納得です。

かたぎ(気質):
 「職人気質」「昔気質」「江戸っ子気質」などのように、“ある身分・職業・年齢層・環境などに特有の気風や気性、傾向”という意味があります。

 その語源は、「形木(或いは型木)」で、[布や紙をあてて模様などを染め付ける、模様や文字を彫りつけた板]に由来すると言われています。

 そして、型木を使う染色職人が独特の特徴を持っていたというのが由来の由です。

 この「形木」はやがて、その意味の類推から「(技芸や習い事の)基準,型,手本」も意味するようになり、これが転じて「習慣・生活態度・性質」をもその意味に含まれるようになり「気質」という字が当てられるようになったとのことです。

 但し、「銀行員気質」「裁判官気質」などという言葉は聞きませんので、「気質」と呼ぶには、単に真面目に固いだけではなく、多少の遊び心や洒落た感覚などが備わることが大切な要件のような気もします。


しゃくしじょうぎ(杓子定規):
 
“何でも一定の基準や規則に当てはめて処置しようとすること。融通のきかない態度ややり方”を言いますが、その由来については、下記のように言われています。

 即ち、昔の杓子の柄は反るように曲がっていたが、そのような柄の曲がった杓子を定規の代わりにし、正しくない定規ではかるところから、無理に基準に当てはめたり、融通のきかないことを「杓子定規」と言うようになったというのです。

 但し、この説はどう考えてもこじつけだ、正しくは
吉野の栗木細工の杓子は、その長さは1尺4寸となっているが、「それ程拘らなくても良いのに頑なに1尺4寸を守り続けている」このような態度を言うのだという説もあるようです。

 この説の補完説明は、畿内で使われた杓子は「尺4」に由来するということです。

 さて、どちらが正解なのかは判断できませんが、杓子定規にケリをつけるほどの問題でもないかも知れません。

 尚、杓子(しゃくし)はどの家の台所にもある、物を掬(すく)う時に使う道具ですが、今では女房言葉の「しゃもじ」の方が一般的になっています。(まさ)


*** 現代版「浮世風呂」 オジンたちのサウナ談議 その7***  
(こんかいも又、やもお同志の侘しい会話です)

A:「あのスーパー、来週から改修工事とかで、今週は値引きになってるで」

B:「そうか、ありがとう。早速明日にでも買い出しに行ってくるわ。それにしても買い物にかけるオバチャンたちの迫力には負けるなぁ。特に夕方の値引きシールを貼る時間帯は殺気立ってるで。
横目で店員の動きを追いながらチャンスを狙ってるし、厚かましいのは手に持ったパックに値引きシールを貼らせてるもんなぁ」

A:「あの迫力観たら、男性の生命力の弱いのが判るなぁ。哀しいかな、男性はエエ格好しいで、羞恥心を捨てきれん奴が多いからなぁ」

 


ノビルの花初見 他

2023年05月24日 19時14分28秒 | 散歩中に見かけた風景

 少し前からノビル(ユリ科)の花が何となく気になっていました。

 団地内で見かけたノビルは随分前から蕾を付けているのですが一向に開花せず、先日は堺でノビルは開花しないままムカゴになって新芽を出すのも目にしましたので(5月20日付ブログ参照)、開花を怪しんだりもしていました。

 しかし、団地内で見かけるノビルは確かに一部がムカゴにもなっているものの、蕾は段々とピンク色になってくるので、何とか咲かないかと毎日のように様子をみていました。

 ついに咲きました! 今朝チャント開花しているのが見えました。

 今迄見たことのある、ラッキョウの花に似て、ユリ科植物だということが良く判る可愛らしい花でした。

 団地内や自宅で花と一緒に紹介します。(まさ)


ノビルの蕾(昨日)

ノビルの花(今日)

同上


ドクダミ(ドクダミ科)

同上 花弁のように見える白い4弁の物は総包片で、花は真ん中の黄色い部分です。


カルミア(ツツジ科)

マルバストラム(アオイ科)

シモツケ(バラ科)


自宅室内の水栽培のセダム(詳しい名は不明)の茎の先に花が咲いていました

同上 メキシコマンネングサに似た花です


今晩の食事  冷奴/ブリの甘酢煮(購入品)/クジラのハム(頂きもの)

クジラのハム 昔懐かしい味でした

野菜はこのフライ麺にタップリ 淀川河川敷の筍も入っています


初夏の河川敷風景

2023年05月23日 19時47分09秒 | 散歩中に見かけた風景

 ここ数日の淀川河川敷や途中で見かけた様子をお知らせします。(まさ)


テニスコートの入口に絡みついたナヨクサフジ。
江戸時代の女流俳人加賀千代女の有名な俳句に「朝顔や つるべとられて もらい水」がありますが、これは「クサフジに 扉ふさがれ 遠回り」です。

同上


淀川堤防のチガヤ

同上


セッカニワゼキショウとニワゼキショウ(アヤメ科)の群落

こちらはニワゼキショウだけです


イヌガラシ(アブラナ科)

同上


アザミ


タイサンボク(モクレン科)

サクランボ

ユスラウメ


もうシオカラトンボも

このアオサギはいつもの場所で、「我動ぜず!」という風情です

同上


「もう最後だろう!」「動ける間に!」はまじないの言葉

2023年05月22日 19時17分49秒 | 高齢化社会での生活・終括・社会保障など

 パスポートが6月中旬で有効期限が来るので、思い切って更新しました

 前回のパスポートは77歳だった2018年に取得したのですが、年齢を考えて「もう最後だろう!」と思って5年間のパスポートとし、取得後直ぐにアルツハイマーの進行が目立ってきたツレアイを連れてべトナムへ行ったものの、その後はコロナ問題もありましたが、ツレアイの病状進行もあってツレアイが海外に行けなくなってしまい、昨年秋に孫を連れてのスロベニア/クロアチアに行っただけでした。

 ツレアイが亡くなってからは、自宅に一人でいるのも寂しくて、「動ける間に!」と思って、国内のツアーを物色して参加していますが、まだ海外にも行けそうだし、行きたいとも思っていますので、思い切ってまた5年有効のパスコートを更新したという次第です。

 

 次の行先はまだ絞れていませんが、3カ所ほど候補を挙げて検討しています。
色々な資料を集めて検討していますが、旅行の楽しみはこの行先検討の段階にあるのかも知れませんね。


 所で、上述の「もう最後だろう!」「動ける間に!」という言葉は、自分が行くためのエクスキューズ的な言葉ですね。
 機会があれば、まだまだ続けるつもりなのに、一応格好つけてみる言葉です。

 

 実は、私の祖母も同様でした。
祖母は90歳で亡くなったのですが、その直前まで「これが最後やろ!」と言っては、周囲から「また最後かいなぁ」と冷かされながらも姉妹たちと楽しそうに一緒にあちこち出掛けていました。

 祖母のように、出来るだけ最後まで元気に動け回れたら望むところですので、今後も「動ける間に!」「もう最後だろう!」とまじないの言葉を何度も唱えながらも、本心は「まだまだやで!」「出来るだけ動き回るで!」を旨として行きましょう。(まさ)

 

*** 現代版「浮世風呂」 オジンたちのサウナ談議 その6*** 
A:「あんた、自転車に乗ってるけど、ヘルメットやらいうもん買うたんか?」

B:「そんなもん要るようになったんか? 不便やなあ。年寄りにあんなもん似合わへんで。 わしゃ、付けへんで」

A:「そんなこと言うてもやなぁ、この国では自由意志とか努力目標とか言うてるのは、その内に義務になるんやで・・・ それにしても、毛が薄くなった頭にヘルメットなど想像もでけへんわ。脱いだら坊主って、シャレにもならんし、わしももう自転車止めよかなぁ・・・」

 


初夏の大泉緑地

2023年05月21日 19時13分17秒 | 旅行/色々な風景

 18日に堺市内のY氏菜園からの帰途、いつもの様に大阪府営大泉緑地に立ち寄りました。

 ここは二人が他のメンバーと一緒に長年にわたり公園の一角に花壇を作って維持管理をしたり、更にこの花壇をベースにして園芸講座などを開催していた想い出の深い公園なのです。

 私達が作った花壇は、現在ではその姿は残すものの、植わっている植物や維持方法は、私達がこの花壇で目指したもとは全く違ったものになっているので、ここは横を通り過ぎるだけで立ち寄らずに、以前からある「ふれあいの庭」に寄るようにしています。

 初夏の、大泉緑地で見かけた植物などを紹介します。(まさ)


公園の東側の入口付近  数年前の台風で倒れた木の幹から出た新芽が随分大きくなりました

同上 アップ 元の木は倒れたもののまだ生きているようです。

<ふれあいの庭>

コリアンダー(=コエンドロ、セリ科)

同上


ボリジ(=ルリジサ、ムラサキ科)

同上


私の好きな個所 生垣に丸い穴があいていて、向こうの花壇が切りとって見えます


ラムズイヤー(シソ科)

タツタナデシコ(ナデシコ科)


キーウィ―・フルーツ(マタタビ科)


花壇の様子

ペンステモン(ゴマノハグサ科)

ヒューケラー(=ツボサンゴ、ユキノシタ科)

同上

ユキノシタ
 同上 開きかけの蕾が何とも可愛いです


カムファー・タイム(シソ科)

アスパラガス(ユリ科) 花のアップを見るとユリ科であることに納得です

ニゲラ(=クロタネソウ、キンポウゲ科)

同上


デルフィニューム(キンポウゲ科)

スモークツリー(=ハグマノキ、ウルシ科)

ラベンダー(シソ科) まだ蕾です


これも私の好きな風景 車椅子に乗った高さから見ると、手前の小さな池の向こうに大きな池、一体化して面白い風景です。