老いの途中で・・・

人生という“旅”は自分でゴールを設定できない旅。
“老い”を身近に感じつつ、近況や色々な思いを記します。

言葉の語源など その(60) ~一敗地に塗れる(いっぱいちにまみれる)~

2021年02月23日 19時04分43秒 | 面白い言葉や語源など

 菅総理の子息が関わった総務省の幹部接待問題で、某局長が関係する国会議員に対して「(あの人は)一敗地に塗れないと・・・」と言ったとか言わないとかが問題になっていますが、この「一敗地に塗れる」という言葉の意味について、念の為に調べて見ました。

 私は、単に“試合などに負けて、悔しくて地面に倒れ込む”位の軽い意味だと思っていたのですが、これは大きな間違いで、<goo辞書>によれば“二度と立ち上がれないほど大敗してしまう”とありますし、“一度の勝負で、再起不能になる位に完全に敗北する”ことを意味する様で、惜敗などの場合には使用しないようです。

 学識高い局長のことですからこの言葉の意味を理解されていたのだと思いますが、そうすれば正に相手に対しては「恨み骨髄に徹す」ような気持だったのでしょうか。


 また、この言葉は『史記・高祖本紀』にある故事「今将を置くこと善からずんば、一敗、地に塗れん」に由来する様ですが、後段の「地に塗れる」は戦死した者の内臓が地面に散らばって泥にまみれる飛び散った悲惨な様子をいうようです。

 そうすると、この言葉は「一敗地に塗れる」と一気に言うのではなく、「一敗、地に塗れる」と「一敗」の後で段落を付けた方が良い様ですね。(まさ)


大阪城公園  梅とクリスタルタワー

2021年02月22日 19時11分27秒 | 散歩中に見かけた風景

 藤田邸跡公園をの後は、再び自転車で大阪城公園へ…
先日のTVで梅園の梅が見頃と報じられたことと、好天気も相俟ってか、ビックリする位に人が多く、梅園は先日に来たことでもあり、人混みを避けて写真だけをさっさと撮って早々に退散。

 写真もゆっくりと梅のアップは撮らずに、近くのOBPにあるクリスタルタワーを背景にした梅としました。

 その後、時間的に公園内のレストランで昼食と思いましたが、どのレストランも行列が出来ているような状態だったので諦めて、買い物も兼ねて近くの森の宮にあるキューズモールに立ち寄って帰宅。

 丁度大阪城を一周したので、流石に足が少しはっていました。(まさ)


大阪城では堀の石垣の上でジョウビタキがお出迎え

後ろ姿も可愛いです

城内の狛犬と天守閣

アセビ(ツツジ科)も開花していました

同上 アップ

梅林近くの沢山の人

クリスタルタワーとしだれ梅

クリスタルタワーと梅

同上

同上

同上

まだ蕾のものもあります

城内には鷹を持ち込んだ人たちの集まりがあった様でした


初春の藤田邸跡公園 サンシュユのことなど

2021年02月21日 19時33分01秒 | 散歩中に見かけた風景

 ツレアイがデイケアに行かずに在宅時には何をすることがなくて(何かをするという意欲もない様ですが…)時間を持て余しているようなので、健康のことも考えて出来るだけ連れ出すようにしていますが、コロナのこともあり人の少ない広い公園などの散歩をメインにしています。

 ここの所、春を思わせる天候が続いていて、そろそろ色々な花が咲きだしましたので、行先は増えてきましたが、昨日はいつもの通り藤田邸跡公園に行った後、大阪城公園で足を延ばしました。

 丁度梅が満開で、どちらも家族連れやカメラを手にした人が多かったのですが、まず藤田邸跡公園の様子からお知らせします。

 丁度サンシュユ(=山茱萸、ミズキ科)の鮮やかな黄色の花が開花を始めていましたが、サンシュユで思い出すのは、宮崎県の民謡「稗つき節」です。
歌詞は“庭のさんしゅうの木…”で始まりますが、園芸に関わり始めた時には「さんしゅう」は「サンシュユ」のことだと思っていたのですが、ある時宮崎の知人と飲んだ時に聞いたところ、本人も判らなかったのですが、後に宮崎県椎葉村(しいばそん)の役場に聞いて“「サンシュユ」ではなく「山椒の木」のことだっと”と知らせてくれたことがありました。
尚、和名の「山茱萸」は実が茱萸(グミ)に似ているからのようです。

 また、桃の蕾も膨らみ始めており、間もなく桃の花見も出来るでしょう。(まさ)


サンシュユ(ミズキ科)はいよいよ開花開始です

同上

同上アップ 一つの蕾から多くの花が出てきます

桃の蕾も随分膨らんできました

同上

満開の梅。奥に見える塔は藤田美術館の宝塔。4月から藤田邸跡公園と一体化される由です

近くで見かけたローズマリー

同上 アップ

バランの根元には蕾が見えました


この食べ物、どう違うの? その⑤  ~「つくね」と「つみれ」~ 

2021年02月20日 19時19分12秒 | 食べ物

(今日は早目の食事終えて、今全豪テニスでの大阪なおみ選手の優勝を見届け、ウイスキーを1杯追加した所です。なおみちゃんおめでとう本当に強くなり、安心して見ていられました)


 冬の鍋ものに欠かせないのが、「つくね」と「つみれ」ですが、私は「つくね」は畜肉、「つみれ」は魚肉というイメージでいたのですが、それで良いのか気になり調べた所、材料の違いではないことが判りました。
やはり、あやふやなものは念のためにチェックしておいた方が良いですね。

 共に、畜肉や魚肉等で作った種に鶏卵や澱粉などのつなぎと共に、生姜や塩や醤油などの調味料を加えて、擂り合せてた練り物です。

 「つくね」(捏、捏ね)は、これを団子状や棒状に成形したもので、「つみれ」は指先やスプーンなどで生地を摘み取って煮汁等に入れます。
要するに、素材や製法の違いではなく、単に事前に成形するか、そのまま調理するかが違うだけのようです。(まさ)

※ 取り敢えず、このシリーズは終わります。ありがとうございました。

 


この食べ物、どう違うの? その④  ~「まぜ(混ぜ)ご飯」と「炊き込みご飯」~

2021年02月19日 19時08分46秒 | 食べ物

 我が家では播州育ちの祖母や母が、色々な具材や調味料を混ぜたものをご飯と一緒に炊き込んだものを「まぜごはん」と呼んでいたので、この呼び方を何も疑っていなかったのですが、最近はこれを「炊き込みご飯」と言うのではと思い、少し調べてみました。

炊き込みご飯;
 言葉通りにご飯を炊く際に、具を米と一緒に炊き込んで作るご飯のことをいうようで、通常は炊飯時に塩、醤油、酒、出汁等で調味して、季節や肉・魚介類もを使って作ることが多く、五目ご飯、五目飯ともいう。
関西では加薬ご飯(かやくご飯)、かやくめしとも言うようです。 

 従って、私が「まぜごはん」と思っていたのはこの範疇には入らないようです。

混ぜご飯;
・一方、「炊き込みご飯」のように一緒に炊き込むと、加熱時間の違いなどで味や食感が落ちてしまう食材もあるので、炊き上げた白飯に具材を混ぜ合わせた料理の総称を「混ぜご飯」というようです。
 この場合に、塩やしょうゆなどで味つけしたご飯に別に調味した具を混ぜ込んだものも加える事も含まれるようですし、複数の食材を用いる場合には、炊き込みご飯に一部の具材のみを後から混ぜるという手法もあるようです。

・従って、ひつまぶしかにめし、韓国料理のビビンバや、色々なふりかけを掛ける場合も、混ぜご飯の範疇に入るようですし、ちらし寿司も広い意味では混ぜご飯になるようです。


 尚、「ちらし寿司」に関連してですが、江戸前寿司においては、白い酢飯の上に、にぎり寿司に用いる寿司種を並べたものを指すが、この種料理は古くから日本各地で家庭料理として作られており、関東周辺以外の地域では一般に、酢飯に調味した具材を混ぜ込み、錦糸卵や海苔などで飾り付けを施したものを「ちらし寿司」と称するようですし、「五目ずし」「ばら寿司」など異称は多いです。
 
 更に、「海鮮丼」とは酢飯ではない飯を使用したものを呼ぶようです。(まさ)

(この項は、コトバンク/WIKIPEDIA/違いは?などを参照させて頂きました)