老いの途中で・・・

人生という“旅”は自分でゴールを設定できない旅。
“老い”を身近に感じつつ、近況や色々な思いを記します。

この食べ物、どう違うの? その③  ~「刺身」と「お造り」~ 

2021年02月18日 19時08分42秒 | 食べ物

 日本料理の代表の「刺身」ですが、時には「お造り」と呼ばれたりします。
「刺身」と「お造り」は違うのか、またその名前の由来は? などを調べてみました。

 一番判りやすかったのは「Ameba」というホームページで、それによると下記のような説明がありました。

「刺身」の由来
・魚を切って生のまま醤油などで食べる習慣は江戸時代から発達し、最初は「切り身」と言っていたが、武士の社会である江戸では“切る”が腹切りを連想させるために縁起が悪いとされ、「刺身」といわれるようになったという説
・切り身のままだと何の魚か分からないため、ヒレを切り身に刺して盛り付けたために「刺身」と言われるようになったという説もある

「お造り」の由来
・公家の文化である京都では“刺す”も縁起が悪いとされ「お造り」になった

・京都は内陸にあり生魚を食べる際に湯引きにして殺菌したり、昆布でしめたり新鮮でない生魚を食べるため手間をかけていた。この手間を“造る”と呼んでいたためお造りになったとも


 しかし、現在では単純に関東:刺身、関西:お造りではなく、どちらも通用するようになったが、敢えて違いをあげるとすれば、牛でもコンニャクでも新鮮な切り身全般を「お刺身」と呼び、魚の尾頭や船盛りなどの魚介を「お造り」とよんでいるようだが明確な区分は無いということです。


 尚、私ごとでの失敗談ですが、随分前のことですが神戸で会社の課の忘年会の幹事をした時に、
ある店で「鯛の姿造り」を予約していたのですが、出てきた鯛は尻尾が動いていないだけでなく鮮度も余り良くないように思ったので店にクレームすると、“「姿造り」は「生け造り」とは違う! 値段的にも生け物ではなく冷凍物を使っている”と反論されたことがありました。

 言われてみればその通りで。これには反論出来ませんでした… (まさ)