老いの途中で・・・

人生という“旅”は自分でゴールを設定できない旅。
“老い”を身近に感じつつ、近況や色々な思いを記します。

阪急沿線の寺詣り  その③ ~清荒神(きよしこうじん)~

2018年12月30日 19時45分40秒 | 旅行/色々な風景
 中山寺で予定の参拝は終わったのですが、時計を見るとまだ3時前。
まだ足もそんなに疲れていないし、折角だから同じく宝塚市で近くにある清荒神にも寄ることにし、阪急電車で二駅の「清荒神」まで行きました。

 この寺院は正式名を清荒神清澄寺(きよしこうじん せいちょうじ)と言い、真言三宝宗の寺院(大本山)です。
896年(寛平8年)に宇多天皇の勅願寺として静観僧正により建てられましたが、鎮守社として三宝荒神社があり、竃の神の荒神などを祀る神仏習合から「清荒神清澄寺」の名称となったようです。

 阪急の駅からは、古い雰囲気が漂うかっての有馬街道を越えて、中国道の下をくぐり、だらだらとした坂道を登って行きます。

 昔から、関西では“荒神さん”或いは“竃(かまど)の神さん”と呼び慣わされて親しまれているので、参拝者も多く、駅からの参道の両側には色々な土産物屋や食べ物や花屋などが連なって、楽しい散策路となっており、私たちも年末に3度ほど訪れています。

 残念ながら、この日はまだ年末までに少し間がある為か、参拝者もそれ程多くなく、出店もそれ程多くなかったですが、それぞれに年末に向けての準備に忙しそうでした。

 また、境内には画家富岡鉄斎の作品を集めた鉄斎美術館もありますが、残念ながらこの日は休館日でした。


 例によって、朝起きてから寺詣りを決定する等、気ままなお参りですが、このような勝手気ままなことが出来るのは現在住んでいる場所のお陰だと感謝しています。

 結局、この日は阪急電車だけを利用しての三寺院巡りでしたが、有難いことに珍しくも三寺院共に拝観料などは必要なく、お陰で帰りに梅田の百貨店で寿司のパックを購入できました。


 今年はツレアイの病気やや身内の不幸などもあり、寺院回りが多くなりましたが、西国33カ所観音霊場については、昨年度に回っていた分も併せて31カ所が終了して残るは2寺院となりましたが、これは年が明けてからゆっくりとお参りしたいと思っています。(まさ)


旧有馬街道に面した鳥居

途中の店先で見かけた老爺柿(ロウヤガキ)の鉢植え

山門

三宝荒神社前にある布袋さん

荒神さんらしく使用した火箸の奉納

この石段を下って寺院の本堂に着きました

本堂

一願地蔵の後ろ姿と寺務所の大屋根

一願地蔵

本堂と寺務所を繋ぐ渡り廊下

同上

龍王滝

参道の露店

同上。(まだ少し閑散としています)

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。