老いの途中で・・・

人生という“旅”は自分でゴールを設定できない旅。
“老い”を身近に感じつつ、近況や色々な思いを記します。

今回の滑落事故に思う 「ゾッ」として「ホッ」

2023年06月23日 21時21分25秒 | 高齢化社会での生活・終括・社会保障など

 昨日簡単に書き込んだハイキング中の滑落事故に関しては、沢山の方からご心配のコメントや電話などを頂き改めて私の不注意で心配をお掛けしたことに対してお詫びとお見舞いに対するお礼を申し上げます。

◆もう一度経過を整理しますと
・M新聞社系列の旅行会社主催の岡山県東北部の兵庫/鳥取県との県境に近い西栗倉村に位置し、氷ノ山後山那岐山国定公園の特別保護地区に指定されている若杉天然林への日帰りのハイキングツアーに参加。

・生憎の雨模様でしたが、駐車場に着いた頃には小雨になっていて、雨準備を整えて計20名の参加者で出発。若杉峠まで到達し昼食後に戻る途中の山道で、木の根っ子か落ち葉に足を滑らせ5~6mの崖を滑落。

・2~3度横回転しながら落ちる感覚を覚えていますが、最期は崖の下にある小川(雨降りでしたが吉井川の源流に近いところで水深は浅かった)まで到達。

 途中の崖は、粘土質の土壌に笹が生えているだけで、大きな石や樹木はなかったのですが小川の中にあった石に顔をぶつけたようです。

・何とか起き上がれ、手足に大きな損傷がないことは判るが、粘土質で滑りやすい崖は自力では登れず、駆け付けてくれたツアーガイドのヘルプによりロープを体に巻いてもらって、他のツアー参加者のアシストもあり、何とか上の歩道迄辿り着く。

・チェック結果、顔面に摺り傷があり、水で洗浄の上でバンドエイドを張ってもらう。
落ち着いて点検すると、途中で吹っ飛んだのかメガネが見当たらないが急斜面を降りて探してもらうことは諦める。

・その後、足腰には異常がなかったが、メガネがなくて遠近感を掴むのに苦労したが、何とか自力で歩いて下の駐車場に辿り着く。

・たまたまこのツアーはハイキングの後、近くにある町営の温泉施設に寄ることになっていたので、そこで体を拭き乾いた衣類に着替えると大きな気分転換意になり事故のショックが少し和らぎました。

 

◆その後の経過
・昨夜は肉体的/精神的な疲れも感じたので、22時ごろに就寝。途中1回トイレに行ったきりで今朝は8時まで熟睡。

・心配していた頭部の違和感はないが、鏡を見ると顔は赤タン/青タンで賑やかな限り。 また首筋に今まで経験したことがないような不快感があり、私は経験はありませんが人に聞いているムチ打ち症のように思えて、先ずは掛かりつけの整形外科へ。

 先生に症状を話すと、顔の擦り傷を見て、「まず脳神経科に行ってチェックしてもらえ」ということで、近くの脳神経科を紹介してもらいました。

・脳神経科では一通り診察後、念のためにCT検査もしよう、ということで近くの専門施設でCT検査を受けて戻りましたが、「現時点では異常なし。但し打撲の場合は暫くして症状が出る場合もあり、今後異常あれば来院すること」ことで、再度整形外科へ。

・首のレントゲンを撮ってもらうと、やはり「軽度のムチ打ち症。とりあえずシップと薬を処方しておくので、これでしばらく様子を見よう」とのことでした。

ということで、やっと一安心。

 

◆今回思いもかけない事故に遭遇し、大げさな言い方をすれば生死の境界まで行って無事に帰ってきたということになるのでしょうが、この2日間の心境などを思い返してみます。

・一言で言うと、<「ゾッ」として「ホッ」>です。

その昔、Tとかいう歌手が「ハッとしてグゥ!」とかいう歌を歌っていましたが、それ流に言うと<「ゾッ」として「ホッ」>という感じでした。

・まず、崖下から引き上げられて滑落した崖とその下のある小川を振り返った時の気持ちは、正に「ゾッ」でした。この崖を石が多い川まで滑り落ちて、大怪我もなく良くぞ自分の足で立って居られているという幸福感と共に、万が一の場合は途中で何かにぶつかったり、底の石にぶつかって、骨折したりさらに最悪の事態になったり、ドクターヘリでも呼ぶような事態になっていたかもという恐怖感、とツアー参加者や関係者に大きな迷惑を掛けることになっていたかもというような思いが湧きだし、正に「ゾッ」という心境でした。

・その後
★メガネがないままに何とか自力でバス迄辿り着けた時の、他の人に迷惑を掛けずに済んだと思った時
★風呂に入り、体を拭いて、乾いた服に着替えた時
★ツアーの皆さんと一緒に梅田に着き、タクシーで自宅に帰れた時
★更に、今日色々な診察を受けて、軽傷で済んだと分かった時。

何れも、何というか「ホッ」としたという気分が強かったです。

 

◆それにしても、色々と教訓を得た今回のハイキングツアーでした。

 自分の老齢に伴う体力/注意力の衰えを再認識しましたし、今後の無理な行動を再検討する機会だと思い、取りあえず月末から7月上旬に予定していた二つのハイキングツアーは参加を取りやめましたが、まだ諦めきれない7月に予定している高山植物園へのツアーについては更に検討してみます。(まさ)


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6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
こんばんは (花華)
2023-06-23 22:47:15
5~6ⅿの崖を滑落して、軽いムチ打ちで済んで幸運でしたね。
骨折してもおかしくない高さだったでしょうに・・・・
ツアーガイドの方も参加者の方も背筋の凍る思いだったでしょうね。
とにもかくにも軽いお怪我で良かったです。
しばらくは様子見をなさって下さいね。
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Unknown (まさ)
2023-06-23 23:46:21
花華さん
ありがとうございます。
急な斜面でしたが、笹が多い粘土質の斜面だったのが幸いしました。
ツアーガイドさんや他の参加者に大きな迷惑を掛けずにすんことが何よりでした。
今後、年齢を自覚し、危険性がある行動は自粛しよう思っています。(まさ)
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Unknown (イケリン)
2023-06-24 05:26:49
まささん おはようございます。
九死に一生といったら大袈裟なのかもしれませんが、
打ち所が悪ければ、最悪な事態にいたった可能性もあります。
この程度で済んで不幸中の幸いでしたね。良かったですよ。
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Unknown (まさ)
2023-06-24 10:06:08
イケリン様
コメントありがとうございます。
本当におっしゃる通りで、いまだに思い返すと寒気がします。
昨日、CT検査の結果を聞き、正に見えない力で助けられたという思いで、帰宅後すぐにツレアイやご先祖の位牌に手を合わせ、報告・感謝しました。
(まさ)
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滑落 (ma_kun)
2023-06-24 11:22:46
今回は大変な目にあいましたね。
記事を呼んでいて冬の金剛山で
谷へ滑落したことを思い出しました。
その時は谷底まで落ちずに途中で止って
お仲間の手を借りて登り返しました。
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Unknown (まさ)
2023-06-24 14:23:11
ma_kun様
ありがとうございます。
今回は本当に不幸中の幸いというか、自分の怪我が軽かっただけでなく、周りの人へも余り迷惑を掛けずに済んでホッとしています。
我々都会人は、日常ほんの少し体を動かしているだけで「自分は大丈夫だ」と思い込んでいるケースが多く、厳しい環境の中での注意力が無に等しいことをつくづく思い知らされました。
もう少し謙虚な行動を心がけることにしました。(まさ)
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