老いの途中で・・・

人生という“旅”は自分でゴールを設定できない旅。
“老い”を身近に感じつつ、近況や色々な思いを記します。

「〇〇ッチ」が付く名前

2022年12月09日 19時08分12秒 | 面白い言葉や語源など

 サッカーのワールドカップで大きく成長した日本が、先日旅行したばかりのサッカー強国であるクロアチアと対戦するという事で、夜遅くまで見ていましたが残念ながらクロアチアに屈してベスト8にはなれませんでしたが、これでクロアチアという国が少し身近になったようにも感じます。

 しかし、もっぱらの話題はクロアチア選手の名前は「〇〇ッチ」ばかりだということでした。
確かに登録選手26名の内17名と監督の姓が「〇〇ッチ」でした。

 先日、クロアチアに行ったばかりなのに、このことは気付かずにいましたので、改めて調べてみますとYAHOOニュースで下記のような説明が目につきました。

・フラスティッチ駐日大使によると、「クロアチアで最も多い名字が“ッチ”で終わります。“ッチ”にはいくつかの意味があります。そのうちの一つは“〇〇の息子”、あとは“若い〇〇”、“小さい〇〇”という意味です」との説明でした。

・因みに、サッカーチームの中心メンバーのモドリッチの名前については、「“モドリ”というのが青という意味で、直訳になりますけど、“青い子”、“若い青”、ヤングブルーなんて意味」なんだそうです。(日本的な感覚では、「青木」「青山」「青田」というような感じでしょうか)


 これを調べている時に、更に驚いたのが、同じく旧ユーゴスラビアのセルビアのチームで、26人中何と25人が「〇〇ッチ」でしたが、同国出身の有名なテニス選手も、ジョコビッチです。


 また、少し古いですが2018年6月26日のデジタル朝日新聞によると、「全国名字大辞典」などの著作がある姓氏研究家の森岡浩さんの説明として、下記の記載もありました。
・「〇〇ッチ」は「〇〇の息子」という意味で、スラブ系諸国では広く使用されている命名法。
(日本人の名前に「田」「木」「川」「山」のような出身地の自然環境が付く人が多いのと同じような経緯でしょう。)

・欧州では名字のない時代は『〇〇の息子』と名前を名乗ることが多くあった。その後、名字の制度が生まれた時に、これをそのまま名字としたため、同じ末尾となることが多い。

 このように、旧ユーゴスラビア圏の人々の名前には「〇〇ッチ」が多いですが、同じような傾向は各地にあり、北欧圏では「〇〇セン」、や「〇〇ソン」という名前が多い様ですし、現在でも欧米では『〇〇ジュニア―』という呼び方が、結構ありますね。


 日本では、少し前に「タマゴッチ」なるものが流行りましたが、最近ではグリコ乳業のデザート飲料「ドロリッチ」なるものもあるようで、「〇〇ッチ」が流行るかも知れませんね。(まさ)





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