老いの途中で・・・

人生という“旅”は自分でゴールを設定できない旅。
“老い”を身近に感じつつ、近況や色々な思いを記します。

今更、その意味を聞きにくい言葉 その⑭ ~空の巣症候群~ 

2024年03月30日 19時34分13秒 | 面白い言葉や語源など

 最近「空の巣症候群」という言葉を聞いたことがありませんか?

 私は、間違って「鳥の巣症候群」だとばかり思っていました。

 “子どもが成長し巣立って、巣(家)が空っぽになってしまうことが、一種の喪失体験となり、寂しさなどを感じること”を言い、精神医学的にはうつ状態、うつ病の一種であることが多いようです。

 40代から50代の女性に多く見られ、子どもが進学や就職、結婚などで自立し、親元を離れていくことで、嬉しい反面、心にぽっかりと穴が空いたような感覚になり、燃え尽き症候群にも似た症状です。

<心の症状>としては、不安、憂鬱、苛立ち、悲しみ、失望
<体の症状>としては、全身倦怠感、頭痛、肩こり、不眠、食欲低下 などがあるようです

  特に、子育てに専念していた人ほど陥りやすいといわれていますが、以前にも少し触れた最近の親(特に母親)と子供との関わり方を見ると、私みたいな昔人間は首をかしげたくなるようなことが多く、「さもありなん」と感じます。

 一生懸命にやってきたからこそ、それを失うと心が空っぽになるのです。

 苦しむような思いをして、自分のお腹を痛めて出生した、ある意味では切っても切れない我が子との関係と思っていてもえ、何れは成長し自己の巣を作ることは生物一般の命題ですから、親は我が子に余りにもべったりにならずに、別の生き甲斐を作っておくことが何よりも必要でしょう。

 そうすれば、子どもの自立を寂しがらずに、心から喜べるようになるのではないでしょうか・・・(まさ)

 

※     この項は<こころの耳><ハートフルライフカウンセラー学院>などを参考にさせて頂きました。


ベランダのシクラメン  今年は花数が非常に多いです


今日の夕食 湯豆腐/豚肉/メカブ

豚肉はチンゲン菜/エリンギと一緒に

今日の〆は焼き飯に餡掛湯葉


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