老いの途中で・・・

人生という“旅”は自分でゴールを設定できない旅。
“老い”を身近に感じつつ、近況や色々な思いを記します。

ややこしい日本語 その(54) ~挽 歌~

2024年02月28日 19時52分08秒 | 面白い言葉や語源など

 北原ミレイが唄った「石狩挽歌」は私も大好きな歌で、石狩地方のニシン漁衰退がヒシヒシと感じられましたが、この「挽歌」については歌謡曲や映画の題名にも多く使われ、何か悲しい中にもロマンチックさを感じるような響きがあるように思っていました。

 しかし、元々は中国に於いて、葬送の時に柩を挽く者が歌った歌。転じて、悲しみを歌った詩・歌・楽曲のことを意味していたようです。

 日本でも、万葉集で、相聞(そうもん:互いに相手のようすを尋ねること)・雑歌(ぞうか)と共に三大部立ての一つで、人の死を悲しみ悼む歌を言っていたようです。

 どこかにロマンチックな面があるかも知れませんが、もっと素直に亡くなった人を送る歌だったようです。(まさ)

※ この項については、「語源を楽しむ」(ベスト新書増井金典著)や<WIKIPEDIA>などを参考にさせていただきました。

<今日の食事>

湯豆腐/サラダ/豚肉

サラダ ホウレンソウ/アボガド/トマト/大豆

豚肉 味噌漬けロース

<ウィスキーのお供>

小粒のピーナツを買ってきて、フライパンで煎った後、オリーブオイルと岩塩で味つけしています