老いの途中で・・・

人生という“旅”は自分でゴールを設定できない旅。
“老い”を身近に感じつつ、近況や色々な思いを記します。

文旦ジャム作り

2024年02月25日 19時16分52秒 | 食べ物

 今日は生憎の雨模様で恒例のテニスも難しく、朝から文旦のジャム作り。

 先日四万十から頂いていた文旦を美味しく大事に食べさせてもらいましたが、昨年に引き続きこの皮を利用したジャム作りに挑戦です。

 但し文旦ジャム作りは結構長期作戦となります。
即ち、文旦は大きいので、一度に全ての皮を剥いて食べることは難しく、独り住まいでは1個の皮を剥いておいて、2回に分けて食べることになります。

 1個の皮を剥く度に、皮を適当な大きさにカットして、皮の内側のワタのような柔らかくて白い部分をある程度包丁で取り除いておいてから、グレープフルーツ用のギザギザのあるスプーンでさらに皮にへばりついて残っているワタの部分を削ぎ落すという面倒な作業があります。

 1個分のこの作業が終わったものを、冷凍庫で保管。

 今日は4つ目の文旦を剥いて、ジャム作りに掛かりましたが、昨年作ったものは皮ばかりだったのでもう一つという感じがしたので、今日皮を剥いた4つ目は果肉も使う事にしました。

 今日の分の皮むきが終ってから、冷凍で保管していた分と合わせて、軽く水洗い。
ワタ部分がこびり付いているものがあり、この作業は手抜きできません。

 水を切り、適当な大きさに切って、1個分の果肉と一緒に鍋の中に。

 これにワインを加えてじっくり煮込み、更に砂糖を加えてじっくりと煮込むという作業をし、充分に冷ましてから夕方にミキサーで仕上げとなりました。
(レシピはツレアイが残しておいてくれたキンカン・ジャム作りに準じました)

 文旦4つを使いましたので結構な量となりましたが、先日作ったキンカン・ジャムが残り少なくなってきたので良いタイミングでした。

我が家では、朝のヨーグルトと一緒に食べますので、試食は明日朝となります。


 80を過ぎたオジンが手間のかかる文旦ジャムを作っている姿は滑稽かも知れませんが、最近は食に関して何か作ることの楽しみというものを少し感じています。

 ある意味では「食」について、少し貪欲になったと言った方が適切かもしれません。

 都会に住んでいると、自分が食べるものを自分で生産することは出来ませんが、出来るだけ自分で調理するという事は何処か「他の生物と繋がって、生きている」という事を実感させてくれるのです。

 自分で準備したくても出来ない人のことを考えると、最高の贅沢かも知れません。

 確かに、最近は美味しい出来合いの料理が簡単に入手でき、自分で準備するという時間と体力は無駄遣いかも知れませんが、幸いにも時間はタップリあるし、体力もまだ何とか対応できています。

 体力が続く限りは、<自分が食べるものは出来るだけ自分で準備する>という事を続けたいと思っています。少しはボケ防止にも役立つでしょう…(まさ)


①剥いた皮

②皮をカットし、包丁でワタを削ぐ

③残ったワタをスプーンで削り除く

⓸(右)包丁でワタを削いだ皮 (左手前)スプーンで取り除いたワタ (左奥)取りあえずの中間完成品

⑤中間完成品 ⇒ 冷凍保管


⑥洗って付いているワタを除いて水を切る

⑦これを適当にカット

⑧果肉1個分

⑨ ⑦と⑧を一緒に鍋に入れワインを加える

⑩紙の落し蓋をして、弱火でじっくり煮込む

⑪砂糖を加え、更にじっくり煮込む


⑫ミキサーにかけて完成

⑬同上