老いの途中で・・・

人生という“旅”は自分でゴールを設定できない旅。
“老い”を身近に感じつつ、近況や色々な思いを記します。

道成寺と南部梅林へ その① 

2024年02月21日 19時18分22秒 | 旅行/色々な風景

 昨日、和歌山県の道成寺と南部梅林へ行って来ました。

 少し前に申し込んでいたバスツアーですが、数日前からの天気予報では気温は高いものの雨の確率が非常に高いとの予報で、歩くことの多いツアーだけにしっかりと雨の準備をしていました。

 しかし、正に「案ずるより産むがやすし!」、朝起きると雨もなく天気予報でも雨の確率は低くなっていましたが、折角用意していた雨準備だけに、万一に備えてそのまま出発。

 最初に寄った道成寺は、まだ曇りで少し肌寒くて丁度良かったのですが、その後南部梅林に着いたことには、何と日が差し始め気温も急上昇、

 梅林への山道を登り始めると、直ぐに汗びっしょりで、1枚脱ぎ2枚脱ぎ上半身はTシャツ1枚に・・・

 全国的に、夏に近い気温上昇を見せたようですが、本当にその影響をもろに受けた1日でした。


 道成寺(どうじょうじ)は日高川町にあり、能楽/文楽/歌舞伎で有名な安珍・清姫の逸話や「宮子姫髪長譚」で有名ですが、701年に建立された和歌山県では最古の寺院です。

 宗派は、法相宗⇒真言宗⇒天台宗と変わった様で、今回は宝仏殿で国宝も含めた仏像の説明を受け、その後縁起堂で縁起の写本を広げての「絵とき説法」も受けましたが、残念ながら写真は禁止でした。

 
 みなべ町の南部(みなべ)梅林は今年の異常な暖かさで、楽しみにしていた南高梅は殆どが散っていて僅かに残った花を楽しむ程度でしたが、暑い中で広い梅林を散策したり、梅干しの工場見学などをしました。

 初めて知ったのですが、「南高梅」の名前の由来は、比較的新しく1950年に上南部村で優良品種へ栽培を統一するための「梅優良母樹種選定会」が発足し、5年にわたる調査の結果、37種の候補から地元に伝わる「高田梅」を最優良品種と認定したが、調査に尽力したのが南部高校の教諭竹中勝太郎であったことから、高田の「高」と「南高」をとって南高梅と名付けられ種苗名称登録されたとのことです。

 また、収穫した梅を浸ける木樽は、元々は地元の酒屋で使用されていたものを、地元の醤油屋が譲り受け、更に醤油屋で使われなくなった古いものを、金銭の余裕のない梅農家が譲り受けて手入れをして使用したという歴史もあったようです。

<道成寺>

山門への石段

山門

本堂

同上

三重塔

安珍塚

境内の桜

<南部梅林>

加工工場内の木樽 200年経過したもの

同上 こちらは100年

樽で加工中の梅

梅黒酢用のカメ


町中で見かけたマンホールの蓋


梅林への入り口 ここから上り坂が続きます

途中には土産物屋が多く、大根も売られています

大根に書かれた「大谷くん グローブありがとう」の文字


ウメの花が少しだけ残っています}
もうほとんど散っています

こちらにはまだ少し残っています

遠くから見ると、花は殆ど見えません。 ブルーに見えるのは収穫時に広げてこの上に実を落とすネットです。

散策コース もう汗だくです

運搬用のモノレール

広い梅林 満開の時は綺麗でしょうね・・・  残念!


同上

未だ少し残っている南高梅の花

同上

花が散った枝