東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

田布施町 楽しかった城南石ノ口方面ウォーキング(1/3)

2015年10月26日 | 歴史探訪他ウォーキング



 先月下見した城南石ノ口方面ウォーキングに行ってきました。今日はあちこちでイベントがあったようで、朝から花火の音が空に響いていました。どこかでお祭りでもあったのでしょう。今日も最高の天気でした。城南公民館に10時に集まって、光市との境に近い石ノ口方面を歩いてみました。

 城南公民館近くのお地蔵様    了法寺に向かって歩く     お地蔵様二体を拝む
  

 城南公民館を出ると、すぐの所で橋を渡り了法寺に向かって歩きました。途中にあるお地蔵様にウォーキングの無事を祈りました。秋晴れの中、談笑しながら歩きました。石ノ口公会堂の少し手前で、お地蔵様二体を拝みました。傍にたくさんの墓石が安置されていました。とても古い墓石ばかりでした。

     了法寺に到着          本堂内で拝仏        お接待に感謝 
  

 二体のお地蔵様を拝むと、石ノ口公会堂前を通って了法寺に行きました。本堂前でご挨拶すると、下見の時にお話を伺った方が来られました。本堂に上がらせていただき仏様を拝んでいると、お接待を持ってこられました。ありがとうございました。お接待をいただいている間、このお寺に関わるお話を聞かせていただきました。その時、このお寺近くに埋まっていた、とても小さな地蔵を見せていただきました。

                 了法寺に関わるお話をお聞かせいただく


 了法寺を出ると、埋蔵物発掘現場に向かいました。土日曜日は発掘していないとのことで、誰も現場にはいませんでした。圃場整備で田んぼの土を掘っている機械も止まっていました。
 最初、現場の一番上の田んぼに皆さんを案内して、その地下構造(硬盤など)を最初に説明しました。この地下構造を知っていると、埋蔵状態の理解に役立ちます。

  埋蔵物発掘現場に到着   圃場整備用機械はお休み   田んぼの地下構造を説明
  

 実は、私は前日にこの埋蔵物発掘現場をを訪れました。そして、大学で埋蔵物を研究している方にお話を予め伺ってきたのです。この発掘現場は古墳時代の竪穴住居の痕跡があり、さらに鎌倉時代、そして江戸時代にかけての田んぼ跡だとのこと。これらの話を皆さんに説明しました。

                  石ノ口の埋蔵物発掘現場


 研究員の方のお話では、後井古墳など壮大な古墳群を作った王様か族長に関わる住居群跡がどこかにあるのではないかとのことでした。そして、団地,学校,工場を作るときに埋蔵遺跡を壊していることがあるのはとても残念だとの話も伺いました。遺跡が出ると納期が狂うため、工事会社は遺跡を嫌がることが多いそうです。善良な工事会社なら良いのですが、こっそり破壊してしまう工事会社もあるのだそうです。

                今回ウォーキングした城南石ノ口ルート


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