東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

雨の中、我家の花畑や雑穀類の様子を観察

2016年09月20日 | 花,野草

 台風16号がやってくるため、朝から天気が悪く午後からはずっと雨です。雨が降らなければ草刈りでもしようかと思っていましたが、雨では何もできません。そのため、雨の中傘をさして畑の中を散策してみました。そして、春に植えたいろいろな植物を観察してみました。

   穂が雨に濡れた砂糖モロコシ     赤い穂が大きくなったアマランサス
 

 まずは雑穀類の畑を回りました。雑穀は秋に実を収穫するものが多いため、ほとんどの種類が穂が出ていました。甘い茎をかじって楽しむ砂糖モロコシも大きな穂が出ており、穂に雨の滴が付いていました。そして、実が粟よりも小さなアマランサスも赤く大きな穂が出ていました。実はとても小さいのですが、無数の粒が収穫できます。アマランサスの実は、火で煎ると小さな粒がプチプチはねます。

        だいぶ熟してきたシコクビエの穂、あと2週間後に収穫


 雨の中、白い穂のシコビエが目立ちます。シコビエは害虫アワノメイガにとても弱いのですが、今年はアワノメイガに食害されていません。トウモロコシに被害が出ていますので、害虫はトウモロコシの方に行ったのでしょう。アワノメイガは、シコクビエよりもトウモロコシの方が好きなのかもしれません。来年、シコクビエの隣にトウモロコシを捨てる覚悟で育てれば、シコクビエの害虫被害が少なくなるかも知れません。

      独特の形をした稗の穂         陸稲(うるち種)の穂
 

 続いて、稗畑に行ってみました。すると、夏に害虫が発生していましたが、今は収まっているようです。大きな独特の形をした穂が出ていました。この稗は、田んぼに雑草として生える稗と勘違いされます。私が栽培しているのは、食用の稗で実も穂も巨大です。ただし、飢饉対策用の穀物のため美味しくはありません。一昨年までよく作って食べていた陸稲(うるち種)も穂が出ていました。今年は種継ぎ用に栽培したため食べません。

      今の季節、真っ赤な花が眩しいヒガンバナ(曼珠沙華とも言う)


 各種雑穀類を見た後、花が咲いていないか畑内を散策しました。すると、今の季節一番目立つヒガンバナが咲いていました。毒々しいほどの赤が乱舞していました。続いて、春に苗を植えた藍につぼみが付いていました。もうすぐ花が咲きます。今年はその種を収穫して、来年まこうと思います。また、夏に苗をいただいたフジバカマにつぼみが付いていました。花が咲けばうれしいです。次に、不思議な赤い花が咲いていました。種をまいた記憶がないので、何らかの雑草の花ではないでしょうか。

  タデ科の藍のつぼみ    フジバカマのつぼみ    何の雑草の花?
  


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