東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

続 何十年ぶり、ゲルマラジオの製作

2010年09月02日 | 古ラジオ修理工房

 一昨日何十年ぶりに作ったゲルマラジオは、電灯線アンテナでなんとか聞こえました。そこでアースをつないでみたらどの程度さらに良く聞こえるようになるか試してみることにしました。金槌で土に叩き込む黒いアース棒を探しましたが売っていませんでした。銅板で作られたアース棒が売られていたのでそれを買いました。
 庭に埋めようとしましたが、この日照りで土が固く、20cm程度しか穴が掘れません。このため、20cmで我慢してその代わり大量の水を流し込んで銅製アース棒を埋め込みました。

    銅製アース棒に電線を付ける        庭に埋めたアース棒
  

 早速ゲルマラジオのアース端子にアース線をつなぎ、アンテナ端子に電灯線アンテナをつなぎました。するとびっくり、NHK第一放送と第二放送ががんがん聞こえました。FENも良く聞こえました。NHK第一放送はのど自慢を、第二放送はハングル講座を放送していました。アースの威力はたいしたものです。なお、電灯線アンテナをコンセントに指すと分離が悪くなります。一番音が大きく聞こえ、さらに放送局間の分離が良くなるのは、アースを付けて、アンテナ線を数メートル張ることでした。
 子供の頃は山口県に住んでいたのでラジオの送信所から遠く離れていました。このため、これほどゲルマラジオは良く聞こえませんでした。かすかに蚊が鳴くような小さな音が鳴っていたのを覚えています。このため当時は、「こんな程度のものか。」とゲルマラジオを少々バカにしていました。今回何十年ぶりにゲルマラジオを作ってみて、このラジオの良さを見直しました。

  何十年ぶりに作ったゲルマラジオと、放送局確認に使ったポケットラジオ

コメント
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