四輪クドウの独り言

見えたまま、聴こえたまま、感じたまま…

ごみ施設建設用地選定が不透明と百条調査委設置を否決したがこれで一見落着となるのか疑問

2018-05-30 17:24:02 | 日記

●誕生日から3日過ぎました。きのうは6月議会に向けた代表者会議がありました。その場で教育長が5月24日で辞職したと報告がありました。病気であるとはいいながら、6月に任期が切れるなら、もっと早く辞職し、新しい教育長の選任が必要であろう。もっとも北本市の教育行政は、教育長が不在でも特に問題があるわけでもないようだから、経費節減のために不在のままでいいのかも…。

●午後5時30分から、新ごみ処理施設建設に伴う問題で、鴻巣行田北本環境資源組合議会が臨時会を開催し、100条委員会の設置を審議するということから傍聴に行ってきました。調査の原因は、建設用地の選定が不透明であるということからです。(詳しくは添付の東京新聞をご覧ください)

 

●結果は賛成が4人、反対が9人で否決されました。またその後、執行部において第三者機関で調査する議会決議が提案されましたが、こちらは賛成5人、反対が8人で否決されました。管理者はじめ執行部は予定通りで安堵したのでしょうね。というのは、事務所の玄関の上り場で、管理者(鴻巣市長)が私の知っている議員に頼み込み、OKをもらって安心したような顔をしていたのをすぐそばで見ていました。これはかなり各議員にささやいっているな…と思いました。もう議場でどういう判断されたのか(傍聴席が満員で私は議場に入れませんでした)と心配していました。

●百条設置の議案は金子議員が提案しました。北本市議会からは4人派遣されその3人が北本市議会百条委の委員です。当然百条委の意義や調査機能そして限界等に経験しているわけですから…まずある議員が質疑しました。記憶ですから正確さを欠いているかもしれませんが、①百条委なければなぜダメなのか。②これまでの調査で何が不足しているのか。③事件調査委任項目が4件あるが多すぎる。これでは調査が膨大になる。④期限を終了するまでではいつ終わるからわからない。⑤時期尚早ではないか。といったものでした。金子議員は提案者として至極当然な答弁でした。金子議員は、北本市の百条委設置の決議の時も提案者でした。普通ならこの答弁聞いたら、反対はできないでしょう。

●私は北本市議会百条委の委員です。そういう観点でこの質疑についての感想です。①なぜ百条でないとだめか。百条は証言ですから普通の答弁より拘束性がありますし、虚偽の証言をすれば刑事罰があります。真相に近づきます。②これまでの調査ではだめか。全員協議会のような非公式非公開の場で調査しても、住民からから見たら密室の調査です。公開で行うことが市民への責任です。③4件は多すぎる、百条委は本会議で議決した調査事項以外のものは調査できませんから、調査する可能性があるものは全部議決しておくのが望ましい。④の調査期限は、調査終了まで、または議員の任期終了まではそのとおりです。とまあ、反対するならもっと質疑の内容に事実を示す具体的なデータ等の反証がなければいかんよねと思いながら入り口の壁に耳を当てて聴いていました。

●また、設置の決議の議案は、全部で5件(委員会設置の根拠、事件調査の委任、委員の数、調査期限、経費の限度額)であるが全部採決するのか。と質疑がありましたが、5件全部で一つの議案ですからね…こういう質疑って許されるのですかね。時期尚早というのもありますが、いつならいいのかそれを言ってよ。ということはそのうちに必要になると考えているのかなー。議員提出議案に議案提案者でない執行部に質疑することはできるのかな。執行部に質疑するなら緊急質問の動議を出して、議案質疑とは別枠で行うものではないでしょうか。

●混乱して事業が遅れるというのもありましたが、これで高い買い物したら費用負担する市民はやり切れませんよね。すでに120億円といったものが240億円に膨らみ、用地代等入れたら300億円とも言われています。この調査に反対した議員は、市民負担についてどう考えているのでしょうか。北本市民のみなさん、北本市議会から派遣している4人の議員に確認してください。

●まあ、責任者は新聞に「問題ない」と答えていますから、それなら議員たちにささやきをしないで、百条委で適正であることを立証した方が本人のためでしょうに…かえってぶすぶすと煙を残してしまっているのでは…。

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