四輪クドウの独り言

見えたまま、聴こえたまま、感じたまま…

今日は憲法記念日の祝日。戦後の憲法に思いをの乗せて・・・平和・人権・人間の尊厳を

2018-05-03 10:50:43 | 日記

●今日3日は憲法記念日。戦後民主主義のある意味象徴でもある日本国憲法。制定71年目を迎え、改憲論議が起きている。改憲は必要に応じてあるべきだが、重要なのは何のために、何をどのように改憲するかであろう。安倍政権は、憲法第9条の改憲を狙っているようだが、この条項こそ戦後の平和、人権、民主主義の象徴的な条項で、国のあるべき姿をきちっと国民に示し、平和と繁栄、生存権の保障、人間尊重(尊厳)という基本的な理念からは外れてほしくないと考えている。

●私は毎日新聞を購読して47年になり、今日の朝刊には憲法や民主主義、自衛権等様々な角度からの論調が載っている。その中から2つ選んだので紹介させていただく。憲法改正に関しては、それぞれの考えや立場があるので、それを尊重したいと考えています。先ずは、早稲田大学名誉教授江上能義氏の「日本は欠陥ある民主主義国」のメディア時評である。添付したので是非お読みください。森友・加計問題等の文書改ざんと隠ぺいに関し、国民の知る権利を妨害している。隠ぺい体質は民主主義を腐食させ死滅させると警告されている。

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●次は憲法に関する二人の識者の論考である。専修大学教授の棟居快行(としゆき)氏は「解釈変わらぬ無責任」と題し、「軍隊や自衛隊を憲法上位置付けるは当然議論すべきだが、現在自衛隊の文民統制が取れているの」について疑問を呈した。憲法改正は衆参で3分2以上の賛成となっているが、これを発議要件としているのは「熟議を尽くす」ということであって、国論を二分するのは論外と。また、学習院大学院教授の青井未帆しは、「自営の拡大招く恐れ」と題し、「自民党の9条改正は、集団的自衛権も含めて憲法上の正当性を与えることになり、『自衛の範囲』の解釈広がる恐れがある」と警告している。国民的議論のない中では、将来に禍根を残すと危惧している。

 

●3人の論考にはそれぞれの味があり、的を射ている。私は終戦のとき3歳であったが、その後小学校へ入学したころは物資も少なく、まちにジープに乗ったアメリカ兵がいた。軍隊帰りの教師に「3等国民」と言われたりしたし、往復ビンタされた。今なら即教師は首だろうが、すさんだ時代のなごりであったが、両親や世の中は妙に明るく、希望があった。それは「戦争」が終わった。戦争で死ぬことはないという安ど感だったのではないか。北朝鮮からミサイルが飛んできたらとか、外国の軍隊が攻めてきたらという危機感をあおるが、日米安保が守っているというこては否定しないが、何より戦争はもう嫌だという国民の意識が平和をつくってきたように思う。自衛の戦力は必要であるが、その戦力を他国の戦争に使うことはを考えものである。

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