●今日は市内4中学校の卒業式。私は宮内中学校の第34回の卒業式に出席しました。155名が新しい進路に向けて学校を巣立ちました。小学校もそうですが、議員になった13年前に比べると、卒業生の数が少なくなり、少子化が進んでいることを改めて実感しました。保護者席の人数が、卒業者の人数を上回っています。マンションにお住いの方も何人がいらっしゃいました。おめでとうございます。
●卒業式から帰って、少しのんびりしています。議会開会前から、総合計画の特別委員会など、根を詰めてきました。開会後も、議会運営に気を使ってきました。建設経済委員会は、予算での重い課題を抱え、委員長と各委員がじっくりと審査しました。執行部にとっては少々勝手が違う部分もあったと思いますが、こういう状況の中で力を蓄えていく機会になれば、次の市政運営のパワーになるではないでしょうか。民間企業なら今の北本市の状況は「東芝」か「シャープ」になる可能性もあります。取締役会や営業会議であれば、もっと激しい議論があるでしょう。この程度で、顔にしわを寄せるようなことがあってはなりません。
●自分は若いころ労働組合を設立し書記次長兼教宣部長で使用者と激しい団体交渉した経験があります。ストライキで72時間会社をロックアウトしたこともあります。その後に勤めた会社で倒産も経験しました。台湾との蔬菜類の貿易をする中小企業では、同業者との駆け引きや空手形をつかまされ、追い込みをかけたこともあります。行政職員は、市民という主権者と議会とさらに上級官庁と、民間企業とは違った苦労があるのでしょうが、労は必ず人間を成長させます。(私は苦労の割合には成長していませんが)成長の度合いは一人一人に違いがありますが、自分に合う成長目標をたて、自分らしい「自己実現」を図れるといいように思います。議会や議員を厄介なものとしてとらえるのでなく、そこを乗り切り、ある人はオルガナイザーとして上級管理職に、ある人はスペシャリストとして市民の幸せに貢献していただきたい。そう願っています。
●私の座右の銘は「一陽来復」と「諸行無常」です。「一陽来復」は、日はまた必ず昇る。朝のこない夜はない。チャンスはピンチの後に必ず来る。待てば海路の日和あり。待つときは待つ、これも人間永く生きるためのコツのようなものかな。「諸行無常」は、形のあるものは必ず壊れる。この世に存在する所業(事物と現象)は無常(一切は常に変化し、不変のものはない)との禅の言葉らしいが、今の自分に安心せず、相手もまた今の形が永遠でない。健康に気を付け、生きている間努力は怠るな。生涯学習の真理を、自分なりに解釈した結果です。「柔軟性を失うな、優柔不断は時に自分を救うが、硬直した心では成長しない。」恩師故朝比奈博翁の教え(遺言)です。不肖の弟子として、常に心の中で呟いています。
●私は、思いやり、気配りが足りない。他人の話を聞かない。態度が大きい。上から目線。知ったかぶりで説明が長い。したがって女性に人気がないとよく指摘されます。そのように映っている以上、反省しつつ日々精進します。しかしながら、議席を任せていただいた以上、自分の政治姿勢を変えることなく臨みます。ご意見、ご指摘など、叱咤激励を栄養に頑張ります。これから羽生の日帰り温泉に行き、リフレッシュして最終日の本会議に、張り切って臨みます。