ちょっとマンネリですが・・・

ダラダラ過ごしている毎日のことあれこれ・・・・

飽食終日の食が、仕事を意味する職になっていた・・・

2013年03月02日 | Weblog
「信なくば、立たず」江上剛著より。

サラリーマン「論語」小説のなかで目にしたワンフレーズだった。これはもともと「飽食終日、無所用心」という孔子の言葉があって、毎日食うことばかりに明け暮れ、何も考えず、感動しなければ、人としてダメになるというような意味だった。

その食を職に変えても別の意味になって使えるということのようだ。つまり、仕事をやり過ぎても、ぽっかりとした虚しさを覚える。むしろ自分で選んだ好きな道なら充実しているとも考えられるということだった。

勝手な解釈もそれなりに説得力を持つものだ。職がなければ食も得られない。ショクひとつでも意味合いが深いと感じられる。職は仕事で、人によってはそれは芸にも通じるものだ。

小説の中では、仕事が下火になってしまったある役者が自身のことを振り返っている。「飽くまで食らいて日を終え、心を用いる所なきは、難いかな」、を本物の役者になるために必死に芸を磨けという言葉に聞こえたという。