素浪人旅日記

2009年3月31日に35年の教師生活を終え、無職の身となって歩む毎日の中で、心に浮かぶさまざまなことを綴っていきたい。

花散歩⑲いつのまにやらフウラン・カサブランカ咲く

2021年07月12日 | 日記
 6月末から天候不順が続いた。鬱陶しい毎日だったが、朝、花に水やりをしなくても良いということだけはありがたかった。その分、新聞をゆっくり読むことができる。それに水道代もずい分節約できる。我が家の経済は独立採算制なので光熱費、水道料金は私の口座から落ちるため節約できれば自由に使えるお金が多くなる。

 水やりをしないと花と向き合うことがないので花のことが頭から飛んでいってしまっていた。今日は昼前後から天気の急変に気をつけるようにテレビでは言っていた。昨日の東京の雷雨はすさまじかった。同じような大気の状態だし九州、山陽あたりは朝からけっこう強い雨が降っているみたいなので午前中にアジサイなどの剪定をしてしまおうということになった。

 久々に、じっくりと庭仕事にかかると甘い匂いが漂ってきた。見るとカイズカイブキの樹間に吊るしてある4鉢のフウランが満開だった。去年も良く咲いたが、今年はそれ以上だった。「いつの間に?」とあいさつした。

 

 アブラムシの駆除をした時はかたい蕾だったカサブランカも、いつの間にか満開だった。


 こういう時はいつも唐の詩人、劉希夷(りゅうきい、651年~679年)の有名な詩『代悲白頭翁』(白頭を悲しむ翁に代わって)の一節
「年年歳歳花相似、歳歳年年人不同」が必ず心をよぎる。
「花は毎年同じように咲くが、人は年ごとに変わっていく」と人の世の移り変わりに思いを馳せるのである。


 

 
コメント
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