素浪人旅日記

2009年3月31日に35年の教師生活を終え、無職の身となって歩む毎日の中で、心に浮かぶさまざまなことを綴っていきたい。

大雨の七夕

2021年07月07日 | 日記
 最近は「星のブランコ」がネット上で話題になることが増えたが、総じてこれと言ったものがない交野市である。1年の中で七夕の頃が一番活気づく。逢合橋を始め市内のあちこちで七夕飾りが飾られ、イベントが催される。
 その中心が、機物(はたもの)神社である。もともと機織を業とした帰化漢民族の祖先をまつった宮だが、平安時代になるとこのあたりは狩りを楽しんだり、詩歌を詠じたりする宮人たちの行楽の地となり、盛んになって来た陰陽道の影響もあり、その祭神は転じて織女星すなわち棚機姫(たなばたひめ)となって、現在まで続いている。
  惟喬親王(これたかしんのう)のお供をして交野にきた在原 業平が、七夕姫に託した里姫との、一夜の契りを願った歌
  「狩りくらし  七夕(たなばた)つめに宿からん あまの河原に 我はきにけり」もある。

 コロナ禍のため、2年続けて「七夕祭り」は中止となった。神事と七夕の笹飾りも例年より減らし4本だけと夕方のニュースで報じていた。加えて今年は大雨。参拝する人もチラホラであった。2年前の映像を見ると隔世の感を覚える。
交野機物神社「七夕祭り」令和元年2019


 『ガッテン!」で逆トレなるものを見て気分転換していたら、唐突にニュースが流れた。11日以後の政府の方針が決まったというもの。ハア~とため息が出た。
 長いトンネルが続く。
コメント
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