素浪人旅日記

2009年3月31日に35年の教師生活を終え、無職の身となって歩む毎日の中で、心に浮かぶさまざまなことを綴っていきたい。

ペルー産みかん

2021年07月17日 | 日記
 リンゴを毎朝食べることにしている。色々な種類があるが妻が少々固めを好むので、もっぱら「フジ」である。最近は貯蔵技術の進歩で1年中リンゴを食することができる。ありがたいものである。昔は、12月になると「りんご~りんご~信州りんごの大安売り」と言いながらトラックが走っていたものだ。種類は多分「国光]だったと思う。この売り声が聞こえはじめると師走が近づいてきたと思ったものだ。当時は、インドりんごと呼ばれていたものが高給で病気見舞いのおすそ分けでいただいた時のHappy!な気分は忘れられない。善くも悪くも食べものの記憶はよく残っている。

 今は、インドりんごではなく、ニュージーランド産のリンゴがスーパーに出ている。ちょっと小ぶりで、味、食感は「フジ」と似ている。南半球だから旬である。時々買っては楽しんでいる。

 同様に、ミカンも今は蔵出しか温室ものである。今一つ食べようかという気にならない。ところが今日、スーパーへ行くと、ペルー産のミカンが出ていた。生まれて初めてである。袋のコピーに「約80年前にペルーに渡った日本原産のみかんが里帰り!」 ブラジルをはじめとして南米への移民が大々的に言われていた頃のことに思いを馳せた。その苦難の歴史は見聞きしただけに買わずにはおれなかった。
 旬なだけのことはある。味も濃厚で申し分なしである。水分補給の代わりに柑橘系も加わった。実は、キュウリとトマト、ミニトマトが栽培している人からどんと届き、フルーツ代わりに食べている毎日。ちょっと変化をつける意味でよかった。茄子もたくさんいただいているのだが、これはフルーツ代わりとはいかず思案中である。
コメント
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