塩哲の色不異空

日々の思いを気の向くままに

ミュージアム巡り 動物集合 銀製置物 蓑亀之彫刻

2017-08-01 05:39:10 | ミュージアム巡り_2017
 次の作品は、香川勝広(1853〜1917)さんの「銀製置物 蓑亀之彫刻」
(1908年、銀・彫金、Ornament、Double tortoises、silver)。
 彫金家の香川さんは、野村勝守や加納夏雄に彫金を、また柴田是真
に日本画をそれぞれ学び活動を続ける。
 江戸時代の幕藩体制が崩壊し明治になると、将軍家や諸大名家の御
用刀装金工は刀装金具の加工で養った高技術を生かし、精緻で優美な
金工製品を生み出していく。その日本で造られた工芸品が海外の万博
博覧会で展示されると爆発的な人気を博する。
 この作品は明治41年のもので、銀が黒く酸化しているが、蓑を着け
た亀が精巧に作り上げられている。
MOMAT(千代田区北の丸公園1-1)
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