次の陶器作品は、伊村俊見さん(1961~ )の「延03-S1」(2003
年、Growing 03-S1)。
伊村さんは、黒陶でフォルムを追求する造形作家。その言葉には、
“独特の黒い光沢は、他には見られない質感がある”や“土を薄く
延ばした皮のような素材として捉え、内側をどう見せるか工夫する“
とある。
黒陶は、作品を造形した時に土が乾かないうちに硬い石で研き、
窯で焼く温度は800度の低温でいぶし焼きにする。焼く途中から松
葉を投入して、その煤が作品に吸収されて黒くなると言う。
この作品、土器と言うよりも金属を思わせる。
MOMAT(千代田区北の丸公園1-1)
年、Growing 03-S1)。
伊村さんは、黒陶でフォルムを追求する造形作家。その言葉には、
“独特の黒い光沢は、他には見られない質感がある”や“土を薄く
延ばした皮のような素材として捉え、内側をどう見せるか工夫する“
とある。
黒陶は、作品を造形した時に土が乾かないうちに硬い石で研き、
窯で焼く温度は800度の低温でいぶし焼きにする。焼く途中から松
葉を投入して、その煤が作品に吸収されて黒くなると言う。
この作品、土器と言うよりも金属を思わせる。
MOMAT(千代田区北の丸公園1-1)
次の型染め作品は、伊砂利彦さん(1924~2010)の「沈める寺
ドビュッシー作曲前奏曲集1のイメージより」(1981年、Impression
of “La cathe drale engloutie” in Debussy’s Preludes1)。
京都友禅染の家に生まれた伊砂さんは、“染色の師はこの街”とい
われる。さらに富本憲吉の言葉“模様から模様を創らず”を信条と
して数々の作品を制作されてきた。
この作品は、音楽から受けるイメージの造形化だという。
MOMAT(千代田区北の丸公園1-1)
ドビュッシー作曲前奏曲集1のイメージより」(1981年、Impression
of “La cathe drale engloutie” in Debussy’s Preludes1)。
京都友禅染の家に生まれた伊砂さんは、“染色の師はこの街”とい
われる。さらに富本憲吉の言葉“模様から模様を創らず”を信条と
して数々の作品を制作されてきた。
この作品は、音楽から受けるイメージの造形化だという。
MOMAT(千代田区北の丸公園1-1)
次の陶器作品は、重松あゆみさん(1958~ )の「Parasite」(1998
年、やどりぎ、Parasite)。
セラミックアーティストと呼ばれる重松さんの作品は、陶磁器をと
おして、縄文時代の土の焼き物をさらに洗練した現代の感覚で吸収し
ているように想像してしまう。決してオブジェではない。
MOMAT(千代田区北の丸公園1-1)
年、やどりぎ、Parasite)。
セラミックアーティストと呼ばれる重松さんの作品は、陶磁器をと
おして、縄文時代の土の焼き物をさらに洗練した現代の感覚で吸収し
ているように想像してしまう。決してオブジェではない。
MOMAT(千代田区北の丸公園1-1)