月曜日は休肝日にしている。
睡魔が襲い掛かってくるまでの間、昨夜は遠藤氏の「楽天大将」を読みふけっていた。
12時半ぐらいから読み始め、一時半には寝たいと思いながらページをめくっていたのだが、いつしか私の睡魔なるものは小説に引き込まれてしまい、どこかに消えてしまった。
この「楽天大将」はまだ読み終わっていないが小説の引きがとても強かった。
それにはストーリーの展開、内容プラス、私の住んでいる区内の登戸や向ヶ丘遊園、多摩川など出てくると、どうしても、あともう少しもう少しとページをめくってしまうのであった。
5時15分にはあんの散歩に行くために目覚ましを掛けていたのだが、勝敗は「楽天大将」に付き、私がベッド元の電気を消したのは4時だった。
すでに敗戦を決めていたがちゃんと5時15分に起きて、母親が行くあんの散歩を見送り、ベッドに帰った。
私は休肝日明けは目覚めが良くて、朝の涼しい時間にあんの散歩に行くのを楽しみにしていたが、昨夜は手に取る本を間違えてしまったようだ。
まぁ、それも仕方がない、あんにとっては私と行く散歩は長くなるので散歩嫌いのあんは助かったかもしれない。
この暑さの中、元気なのは緑のカーテンの朝顔と夜香木である。
私は彼らの日々の成長を見るのは飽きないのである。
ヘブンリーブルーの朝顔はまだつぼみもない育ちざかりである、というのは今年このヘブンリーブルーは新しく苗を買ってきた訳でなく、二年目であり、芽が出るが遅かったためと、周りの植物が先に大きくなり、日光があまり射さなくなっていた起因があっただろう。
しかし、今は朝夜とその成長の変化を見るのが楽しみである、伸び始めた茎をネットに巻いたり、形を作っていくのがほんとうに飽きないのである。
この前もしっかりと朝顔の根本に竹炭をまき、土をもって、成長しやすいように整えたりもしていた。
私はそんな地道なことをするのが好きである、なぜなら、そこには期待、希望と祈りがあるからかもしれない。
夜香木と言えば、いっせいに咲くのではなく、枝先にちらほら愛らしく咲き始めている。
夜に咲き、夜にだけ香るこの花を晩酌の終了時にひと嗅ぎする香りが何とも言えぬのだ。
休肝日明けの今宵を冷たいビールとともにその香りも今から楽しみにしている。