人間は期限がない努力をする力が弱い。
いつまで我慢すれば良いのか分からなくなり、途方に暮れ、不安に操られ、自暴自棄にもなってしまう。
その不安を操っている、作り出しているのが自分自身であることにも気が付かないうちに。
この今、不安があって、当たり前である。
だが、出来ることをしっかりとして不安をもう一度見詰め直せば、自暴自棄にはならないだろう。
また出来ることを一つひとつ見つけ出すことにより、それを有り難く思えるようになるのではないか。
当たり前にあったことが当たり前ではなかったことを今、私たちは痛みともに学んでいる。
今こそ、大切なものを大切にし、それに惜しみなく感謝しようではないか。
私たちは知っている、永遠に続くものがないことを。
先はまだまだ見えないが、きっとこの痛み苦しみには終わりが来る。
それを願い、祈り、一日耐えた今日を喜び、感謝しようではないか。
「そんなこと言っても・・・」と言う人もいるだろう。
ならば、自分を自分でマインドコントロールするのである。
「私は今日を健康に生きれて良かった」
「私は笑顔を見れて良かった」
「私は花を美しく思えて良かった」
「私は大切な人と会えて良かった」
「今日、私の大切な人は元気で良かった」
思いつくことを次々と自らに呟くと良い。
それはすでに祈りとなり、また何かに変容していく。
何かより良いものへと。
きっと。