カルカッタより愛を込めて・・・。

次のアピア40のライブは9月13日(金)です。また生配信があるので良かったら見てください。

コロナ明けのアサダの飲み会。

2023-07-19 12:16:05 | Weblog

 先週の土曜日はアサダの飲み会だった。

 2003年から始まったアサダの飲み会ももう20年以上になった。

 知らない人もいると思うので、少し説明をしておくと、アサダの飲み会とは、私の文化学院時代の後輩アサダのお墓参りのことである。

 今年は3年ぶりにお墓参りの帰りにアサダの実家により、軽く一杯やることにした。

 アサダの母親ミエコの調子も良くなく、どうしようかと考えたが、ミエコも言っていたが、「今年が最後になるかも知れない」からと言うことで、お墓参りに来た友達には、飲む飲まないに関わらず、なるべくアサダ宅に行き、ミエコに短い時間でも会ってほしいと伝えた。

 結局、お墓参りに来た友達は全員ミエコに会い、アサダの仏壇に線香をあげ、帰って行った。

 その場に行くと、毎年の夏の行事の一つで何も変わらないような感じもするが、決して同じ時間は戻っては来ない、この体験、この経験は一生消えはしないのである。

 「これで良かったか?」と若いアサダに、おじさんになった私は心のなかで呟いた。

 今回は不思議なことがあった。

 もう会うのはたぶん20年ぶりになるでシオが一人でお墓参りに来ていた。

 最初はアサダの会社の誰かがお墓参りに来ているのかと思ったが、彼女{シオ}の話しを聞いて見ると、アサダが病気になる前に良く飲んでいたとのことだった。

 この話しを聞いて、私はやっとシオのことを思い出した。

 シオは文化学院の生徒ではなく、私の友達のまちゃこの友達で、私がインドに行っている間に、まちゃことアサダの三人でよく遊んでいたらしい。

 アサダが亡くなってから、何回かアサダの飲み会にシオを呼んだが、そのうち返信も無くなり、私も声を掛けなくなっていた。

 だが、私の知らない所でずっと繋がっていたのである。

 アサダのことを大切に思う友達がいたのである。

 これは嬉しかった。

 やはり実際にアサダの飲み会に参加出来ない友達であれ、アサダのことを大切に思っている友達は必ずいるのである。

 いつか何かのタイミングでそれを知ることになるのだろうし、それを今感じることは可能である。

 シオがアサダのために持ってきた3本のビールのうち、1本のアサダの前で直射日光を浴びながら飲んだ。
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