久しぶりに土曜日が晴れて、山谷の炊き出しも気持ち良かった。
MCの横にあるセンターでも争議団が炊き出しをしていた。
そこに百人くらいのおじさんたちもいたので、白髭橋には今日は少なくなるだろうと思ったが、何にかのおじさんは争議団の炊き出しのあとに白髭橋まで来ていた。
月末と言うこともあり、500人近いおじんさちが来た。
北海道から毎年を送られてくる小さいジャガイモも茹でてビニール袋に入れて配った。
この数もダンボールで何箱も送られる、その数はすごいものである。
ボランティアたちも昼食時その茹でたジャガイモも美味しく頂いた。
来年でMC50周年になる祝いのための昼食後のロザリオの祈りも大切な時になってきた。
こうしてみんなでの祈りはカルカッタの時を思い出す心地良さとこの行いの意味を深くしてくれる。
その後は新緑を喜びながら、浅草まで自転車に乗って、カレーとお弁当を少し配った。
祝福を受けたように新緑はその神々しさを表し、誰をかれをも笑顔へ導く。
その証しのように小さな水溜りではスズメが水浴びを楽しんでいた。
寒さの厳しさから解放された誰かの喜びがそこに現れているようだった。
この冬に何人かのおじさんが亡くなった言問橋の下を通るとき、このうちに
彼らの冥福を祈りながらも、祝福された陽射しに感謝をした。
命の輝きのなかに感謝をした。