日韓サッカーワールドカップの頃からだろう、山谷にはドヤ街のなかに安く宿泊できるゲストハウスが出来てきた。
コロナ以前では外国人観光客がたくさん泊まっていたが、今はほんとうに悲惨なものである。
こうしたゲストハウスが危機になっているのは山谷に限ったことではなく、インドや他の国でも同じことである。
ちなみにこのコロナ禍、ずっとインド・コルカタでマザーテレサのシスターたちとボランティアをしていたダイスケ君が泊まっているモダンロッジは宿泊しているのは彼一人と言うことである。
コルカタに滞在する日本人が泊まるサンタナにはもう看板すらないとのことである。
いつになったら旅行者が以前にように各国を行き来できるようになるのか、まだ誰にも分からない。
たぶんワクチン接種が希望者の国民に打ち終り、コロナの薬が出来てから、数ヶ月後になるのだろう。
現在山谷のゲストハウスは以前よりもっと宿泊する価格を下げ、生活保護者を宿泊させている。
あるおじさんから聞いたことだが、渋谷区などで生活保護申請をした人でも区を超えて、台東区の山谷に住まわしているとのことである。
先週50人くらいの若者が来たとのことであった。
確かにカレーの炊き出しには見たことのない若い男性が数人増えていた。
彼らはまだそこには慣れず、緊張した感をマスクが守っていた。