カルカッタより愛を込めて・・・。

次のアピア40のライブは9月13日(金)です。また生配信があるので良かったら見てください。

注射は嫌い。

2022-05-24 13:03:09 | Weblog

 私の愛犬あんは注射が大嫌い。

 今日、私は胸を痛めながら、あんに狂犬病の注射をさせるために動物病院に行った。

 動物病院の傍まで来ると、もうあんはブルブルと震え始めていた。

 その緊張と恐怖は私にも否応なしにうつるのである。

 病院に入ると、もうあんは必死にそこから逃げようとする。

 「イヤだァー!コワいー!」と聞こえるあんの声に、私もそうなる。

 そうなるが、やはりやらなくてはならないので、私もあんとともに必死に耐えるのである。

 あんの首輪を持ち、暴れるあんを抑え、注射はどうにか終わった。

 すると、あんは終わったことがすぐに分かり、少し落ち着く。

 「もう痛いことないね・・・」とでも、私に確認しているかのようにして、だんだんと安心していく様に、私もほっとする。

 それでも、病院はあんにとって嫌な場所には違いなく、すぐにそこから出たがる。

 病院を出れば、気持ち良いの青空があった。

 きっとそれまでもあったのかもしれないが、いまちゃんと気が付いた喜びを感じながら、その下をあんと歩いた。

 私たちは解放された気分を味わった。

 窓を開けて、あんとドライブをした。

 あんは笑顔になり、街の香りを楽しそうに嗅いでいた。

 嫌なことが終わって、ほんとうに良かったと、二人で笑った。

 さて、これから、あんにまたおやつをあげよう。

 焼き芋とブロッコリーを少しだけ。

 私が仕事に持って行くお弁当を作る間に。


 私のパソコンの横にあるマザー・テレサのカレンダーにある言葉が目に留まった。

 「大切なのは、それだけ持っているかではなく、どれだけ手放したか、どれだけ持っていないかです」

 目に留まったと言うことは、いまの私に何かの意味を成している、その声を丁寧に聴こう。
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雨の日の釣り。

2022-05-16 11:54:58 | Weblog

 「まさか、まさか、今日はほんとうに坊主なのか、何も釣れないのか。坊主が坊主になるのか・・・」

 夕方6時過ぎに雨は本降りになっていた。

 午後3時半に釣り場の赤レンガパークに着いた頃は小雨だった。

 だが、誰も釣りをしていなかった。

 私は、これなら釣りが出来ると思ったが、いっこうに何も釣れなかった。

 ずっと「これから釣れるだろう」と思っていたが、その「これから」もあっと言う間に終に終わりが来た。

 納竿するのに良い雨になった。

 土砂降りになっていた。

 防水の靴も合羽のなかの服も、水が入り込み、濡れ始めていた。

 こんな感覚いつ以来だろうと思った。

 まぁ、こんな日もあるだろうと、慰めもしたが、効き目はなかった。

 惨めな思いに包まれながら、片づけを始めた。

 今日は竿先に付けた鈴が一度もならなかった。

 鈴がなったような幻聴は何度も聞こえた。

 その度にドキドキして、竿先を見た。

 しかし、その音は遠くの船に繋がれたチェーンのこすれた音が、私には鈴の音に聞こえただけだった。

 シートを敷いているところは、いつの間にか、もう水たまりになっていた。

 すると、鈴の音が聞こえた。

 「嘘だろ!」と思い、竿の方は振り向くと、海面に引き寄せられている竿先が見えた。

 「おぉーマジですかー!」と素早く竿を立てた。

 磯竿は気持ち良くしなっていた。

 その先は喜びの大きな魚と繋がっている実感を十分に感じれた。

 私はもうドキドキが止まらなかった。

 これが最後のチャンス、バラさないように自分に「慎重に、慎重に」と言い聞かせた。

 近くに置いておいた網も用意した。

 トリックサビキのハリスは1.5号、無理をすれば、簡単に切れてしまう。

 だが、切れなかった。

 左手に竿、右手に網を持ち、水面まで網を伸ばした。

 干潮だったので5メートルある網もギリギリ届くくらいだった。

 右に左に動いていた魚も観念したようで落ち着いてきた。

 「落ち着いて、落ち着いて、慎重に、慎重に」と声に出して呪文のように唱えた。

 網のなかに魚が入った。

 この上ない喜びが全身を駆け巡った。

 釣り上げたのはクロダイだった。

 もう踊りたい気持ちだった。

 最後の最後に努力は報われた。

 絵に書いたようなドラマがあった。

 比類ない喜びを感じ、感謝の舞いを踊りたい気分だった。

 もう土砂降りだった。

 笑っちゃうほどの土砂降りだった。

 満面の笑みの上を雨が滴り落ちていた。
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チャレンジ。

2022-05-11 12:22:04 | Weblog

 現在二つのチャレンジをしている。

 一つはみなとみらいでワラサを釣り上げるワラサチャレンジ。

 赤レンガパークで良く釣りをしているユーチューバーがワラサチャレンジをしているのを見て、思いっきり触発され、私も是非とも釣り上げたいと思い、今年中にみなとみらいでワラサを釣り上げる宣言と決意のもと、今までは極秘にしていたが、やはりこうしたものは有言実行した方が誠になるのでないか、と思い、書き出した所存である。

 先週の金曜日は生れて初めてのカタクチイワシの爆釣を経験した。

 もう呼吸をするのも忘れてしまうほどの忙しさと釣り上げる楽しさで、釣り始めてから二時間もの間、お茶を一口も飲まずに竿先や浮きを全集中していた。

 もうドキドキが止まらなかった。

 やはり海釣りは心底楽しいと思った。

 その日その日で釣れる魚が違うのが面白い。

 そして、釣れる時合が過ぎると、この海にはほんとうに魚はいるのかと言うほどに、目の前の海は知らん顔をするから、「オマエはツンデレか!」とツッコみたくなるのだが、すでに魚がたくさん釣れていると、気分良く納竿することが出来るのである。

 もう一つのチャレンジは美肌チャレンジである。

 筋肉に良い食べ物は身体にも良いの合言葉の先にあったものは、美容に良いものは身体にも良いであった。

 50を過ぎたオジさんが美肌にチャレンジするなんて面白いと勝手に思い、自らの身体で人体実験をしているのである。

 黒ごま、クルミ、松の実をそれぞれ2:2:1の量にして、それをミキサーにかけ、ペースト状にしたものを毎日大さじ一杯食べるとお肌にとても良いとのことで始め、効果を上げるためにはハチミツを一緒に食べると良いとのことで、私はかれこれもう3週間ほど続けているが、その効果は確かにあると思った。

 肌にツヤと張りが出来、目の下のクマがあまい目立たなくなってきた。

 嘘だと思う人は是非やってもらいたい。

 そして、何より、とても美味しいので続けられると思う。

 育毛にも良いらしいので髪の毛がフサフサになったら、どうしようなんて要らぬ心配をして勝手に面白がっている。

 私たちはきっといつでも自分の知らない自分に会える。

 その真新しい自分は自分を辛抱強く待っているのである。

 この今も。

 チャレンジすれば良い。
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明日は釣り。

2022-05-05 12:32:16 | Weblog

 明日は釣り、と思うだけで、私は何かそわそわしている。

 忘れ物が無いように何度も持って行くものをチェックする。

 忘れないようにスマホにメモし、ウキウキしながら何度もチェックするのである。

 この竿はこの仕掛け、あの竿はあの仕掛け、などともう何日も前から決めている。

 一分一秒でも早く仕掛けを投入できるように最善の用意をし、明日を迎える。

 前にも書いたが、このウキウキはデートの前日のような心持ちである。

 海釣りを始めてから、それはそれだけに留まらない。

 魚の料理の仕方なども、YouTubeで見まくってしまう。

 写真は、ある夜の晩酌の写真である。

 コノシロの刺身とサバの塩こうじ漬け焼きである。

 この前は生れて初めてシメサバを作った。

 まずは砂糖でしめ、塩でしめ、最後に酢でしめる。

 かなりの量の砂糖や塩を使うことを初めて知り、それを面白がった。

 最近は料理に必要なステンレスのトレーンを買ったり、あぶりシメサバが食べたいと思い、料理用のバーナーまで購入した。

 山谷に行く途中、山の手線のなかで、このバーナー選びとその使い方などを調べ、それに熱中し、乗り換えしなくてはならない日暮里を乗り過ごしたくらいだった。

 海釣りの面白味はここまで波及するのである。

 あぁ、なんと明日が待ち遠しいことか。
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