フィギャースケート男子は羽生選手が金メダルを取りました。おめでとうございます 午前二時半からずっと目を凝らしてTV漬け・・・こちらは寝床の中での観賞ですから・・・済みません 彼は19歳の少年ですが、金メダルを取った後、開口一番、「緊張しました。済みません。」でした。
フリーでの最初の二回の転倒が悔しくてならなかったのでしょう 演技が終わった後も日の丸を持ち続けていたので、この転倒は国家の重圧かと思っていたら、なんと「緊張したのは誰の所為でもありません。悪いのは自分自身だ」とのこと。これには、参りました
最初のSPで史上初の高得点を取ったとき、私は「これはヤバイナ」と思いました。この瞬間から彼は正常心ではなかったと思います。・・・今、彼は自分が自分に懸けてきた重圧から解放されていますが、その口から出てくる言葉は、謙虚そのもの。この心持なら・・・彼は、まだまだ成長しますネ
人には、二つのタイプがあり、一つは自分の長所と他人の短所を見比べ、「あいつは、馬鹿だ、頓馬だ」と非難する型、もう一つは自分の短所と他人の長所を見比べ、「自分のここがいけない、あの人のここが優れている」と見習おうとする型です。どちらの型がより成長するかは皆さんもお分かりですよね 自分の心の中に自分の気持ちを写す鏡を持っている人は後者に属し、たとえ歳はいくつになっても成長し続けます それにしても19歳でこの謙虚な物言いは・・・家庭のしつけが良かったのでしょう