とぎれとぎれの物語

瀬本あきらのHP「風の言葉」をここで復活させました。小説・エッセイをとぎれとぎれに連載します。

あちこち「SYOWA」 31 ゴジラ

2016-08-03 16:07:59 | 日記
ゴジラ


 Aの子どもの頃の恐怖と言えば真っ先に「ゴジラ」(昭和29年制作)を挙げます。当時映画館が地元になかったころなので、小学校の講堂で見ました。こういう恐ろしい怪獣が本当に地球のどこかに隠れているのではないかと思いました。


『ゴジラ 60周年記念デジタルリマスター版』の一場面 (c)TOHO CO.,LTD


1954年11月3日、特撮映画製作を熱望していたスタッフが、当時社会問題となっていたビキニ環礁の核実験に着想を得て製作した、第1作“水爆大怪獣映画”『ゴジラ』が公開される。身長50メートルの怪獣ゴジラは人間にとっての恐怖の対象であると同時に、煽り文句などで「核の落とし子」「人間が生み出した恐怖の象徴」として描かれた。また核兵器という人間が生み出したものによって現れた怪獣が、人間の手で葬られるという人間の身勝手さを表現した作品となった。映画評論家の樋口尚文は、本作の監督である本多猪四郎への取材において「戦後の暗い社会を尽く破壊、無秩序に陥らせる和製キングコングを作りたかった」という旨の言質を取っている。水爆実験で蘇った怪獣がニューヨークの街を破壊していくというレイ・ハリーハウゼン特撮の怪獣映画『原子怪獣現わる』(1953年)に大きな影響を受けている。観客動員数は961万人を記録。この成功を受けて直ちに続編が準備され、翌年の1955年に公開された第2作『ゴジラの逆襲』で描かれた「怪獣同士の対決」は以後のゴジラ映画のフォーマットとなった。(Wikiより)


CGではなく特撮という手法でこまでリアルな怪獣を作り上げた日本の映画制作に関わる情熱、技術には後でAは驚嘆しました。今はもっとリアルなCG画像が次々と生まれ出ていていますが、天上や地の底から湧き上がるような恐怖感、臨場感はこの映画に勝るものはないとAは思っています。