医者から詳しく聞かされない医療情報:セカンドオピニオン

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メラトベル(睡眠薬)というメラトニン製剤の件で思うこと

2023年03月19日 | 神経
奇しくもちょうど10年前の2013年3月に私はこの記事を書きました。

日本のメラトニン受容体作動薬とアメリカのメラトニンの価格差
ここには私と反対の意見がありますが、メラトニンが2020年、日本でも発売されたのですから、「薬の事を全くわかってらっしゃらないのでしょう。武田の担当者に相手にされない医者のヒガミでしょうね」とまでコメントしている薬剤師がいると、この1人の薬剤師のせいで薬剤師全体の評価が下がってしまいますね。

体内に元々ある物質でメラトニンという物質は睡眠を促します。そこで、このメラトニンが働く部位に作用してメラトニンと同じ効果で睡眠を促す薬剤ロゼレムが武田薬品から売られています。現在1錠82円です。

しかし、アメリカではメラトニンと同じ効果の物質ではなく、メラトニンそのものがコンビニなどで売られていて誰でも簡単に手に入れられます(写真左)。私も10年以上前から愛用していて、日本では発売されていないのでアメリカを訪れた時に買っておいて、眠れない時に使用しています。私はこれを使用するととてもよく眠れて、次の朝は快適に覚醒できます。副作用については個人責任ですが、こんな記載がネットにありましたので、ご紹介します。あくまでも自己責任です。

(以下、引用)
「メラトニンは、アメリカでは医薬品扱いではなく、栄養補助食品として扱われており、規制なく誰でも自由に購入できます。確かに今までの研究結果により発表されているこの物質は、とてもすぐれた効能がありますが確証はありません。長年の厳重なモニター研究で現在のところ危険性はなく注意を促す副作用もないとされていますが、いまだラットを使っての実験研究は続いていますので、その効能のあとにくるものは研究途中だということを頭において、その上であくまでも自己責任のもとご使用を判断されることをおすすめします。日本では、医薬品扱いですので、製造、販売、個人輸入はできませんが、個人の利用目的であれば個人輸入できるようです。ネット通販では、代行輸入の会社もあります。アメリカに旅行に行った際にサプリメントで売っていますので、買ってきて試してみることもできるでしょう。どちらにせよ、購入時は必ず原料の確認をしましょう。メラトニンは、植物や動物のもあり、原料が天然性、動物性、または牛もありますが、これらの原料のメラトニンはウイルスや抗体反応を起すタンパク質を含む恐れがありますので、避けるほうがよいでしょう。人体で分泌する分子構造と同じ人工性、薬剤性メラトニンが原料の場合は安全です。メラトニンサプリは、錠剤の数に違いがあり、1錠に何mg入っているかで服用の仕方が異なります。メラトニン1mgが90錠に入っている場合は、少し睡眠をヘルプしてもらう程度に思っている人にいいでしょう。初めて試してみる場合は、少量タイプから始める方がいいですね。服用は寝る30分ほど前に済ませましょう。吸収性高く効果が出ます。不眠に悩んでいる方は標準タイプともいえる1錠に3mgメラトニンが含まれ60錠入りです。即効性があります。現在では副作用がないといわれているメラトニンですが、確証はありません。薬よりもさらに副作用が考えにくい天然素材のメラトニン・サプリメントからなら、気軽にはじめる事ができますね」
(以上、引用)

以前私はアメリカで購入して、税関で、個人が使用する範囲内と認められれば持ち帰りは認められていました。有効期限を考慮すると個人使用なのですから10瓶も持っていたら、引っかかるでしょう。私は2瓶買いました。アメリカで買わなくてもネットで検索すれば日本でいくらでも手に入れられました。さて、1錠1mgが1瓶180錠入りで値段はアメリカでどれぐらいだと思いますか?当初日本でロゼレムが1錠82円だったのだから14000円ぐらい?いえいえ、違います、1瓶8ドル99セント、日本円で1錠約7円です!日本のロゼレム錠はアメリカのコンビニで買えるメラトニン錠の10倍以上の値段に設定されていたのです。

さて、2020年、このメラトニンそのものが日本で医薬品として発売されました。商品名、メラトベルです。

アメリカから購入すれば1mg、7円だったのが、2mg、207円です!高すぎます。しかも、成人には適応がなく、小児のみに対してしか処方できません。なぜ成人には適応できないのか、不思議です。

メラトニンそのものが、あまりにも理にかなっていて有用なので、これが成人に適応されれば、ロゼレムをはじめその他の睡眠薬が駆逐されてしまうからなのかと、私は邪推してしまいます。

最近私はコロナ禍でアメリカにも行けなくて、以前購入したメラトニンが底をついてしまったので、先日、アメリカのサイトから通販で注文したら、横浜の税関で止められました。

1mg、180錠は輸入できない、1ヶ月分、30錠なら、横浜まで取りに来るなら渡すという通知が「書留」で届きました。上の写真のように、180錠欲しいなら、輸入確認申請書・商品説明書・医師の処方箋などを埼玉の厚生労働局に提出せよというものでした。

「おいおい、アメリカでは多くの人が使用しているサプリメントを、後から日本が高い値段で医薬品にしたんだろうが~」という感じです。

厚生労働省の官僚達よ、そんな意地悪しないで、メラトベル、早く成人にも適応にして下さい。
そして、値段を安くして下さい。


社会勉強のために、横浜に30錠、取りに行ってみようかなぁ

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