フリージア工房 国道723号店

ハロプロメンバーを応援してアイドル音楽を愛するエッセイブログ

もものかおり

2010-06-21 23:21:29 | ハロプロ(エッグOG&研修生)
 週末に真野恵里菜ちゃんのFC主催バスツアーが行われました。真野ちゃんがブログにアップした夕食が「弁当」で、参加者の夕食の方が豪勢だったと噂が立ちました。私は事務所に言いたい。
 真野ちゃんにちゃんとご飯を食べさせてあげて
http://gree.jp/mano_erina/blog/entry/459814117

 そんな真野ちゃんな今日この頃ですが、これからしばらくは「歌手真野恵里菜」より「女優真野恵里菜」なシーズンです。夏に明治座の舞台に出演します。この舞台の座長を務めるのは福田沙紀さん。福田沙紀さんと共演するというのは、自分的には結構なニュースで、共演を喜んでいる一人なのです。

 では、歌手真野恵里菜は何処へ?と思う訳ですが、真野ちゃんの場合、シングルは「いつ出るか」や「どんな歌か」と同様に、いやそれ以上に大事な事があります。
 バックで踊るエッグメンバーは誰なんだ?

 去年、「はじめての経験」でスマイレージがバックに付いた時は、「これから売り出したいエッグメンバーをバックに付けるとは、真野ちゃんの売り出しよりエッグの顔見せが大事なのか事務所?」と、あまり良い気分にはならなかった記憶がありますが、一年という月日が経ち、今では誰がバックで踊るかを予想して楽しむまでになってしまいました。事務所の思惑通り…なのだろうか?(苦笑)。

 こんな気持ちになってしまったのも、去年の秋、「この胸のときめきを」発売記念イベント握手会で、バックで踊るエッグメンバーと握手をしたからかもしれません。ていうか、それが理由だ(笑)。
 Milky Way二人の素敵な笑顔とフレンドリーな対応に感心し、せっきーの素朴な笑顔に心が癒され、「この子がハロプロで幸せな日々を送れると良いなあ」と胸が熱くなったあの日。そして、せっきーの隣で顔を最大限なひまわり笑顔にして笑っていた子も、未だに忘れられないのです。

 エッグメンバーはなかなかCDデビューが出来ません。スタッフの人数にも限りがあるから、次々とグループを作ってデビューさせる訳にもいかないのは理解しています。
 そんな状況でも明るい笑顔を絶やさず、ステージでは楽しそうに踊り、握手会では笑顔と握力とリアクションで多くの人に好印象を残す女の子。

 古峰桃香。6/27で16になります。先月行われた真野恵里菜イベントで握手した彼女は、変わらない明るい笑顔でした。
 こみねっちは真野ちゃんと同じハロプロエッグ二期生。こういう子が陽の目を見るハロプロであってほしいのです。

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矢島舞美写真館 2008~2010

2010-06-20 21:34:52 | ハロプロ(℃)
 昨日は中澤裕子さんの誕生日でした。中澤姐さんはお世辞抜きに若々しく可愛い人です。いつまでも若々しい中澤姐さんでいてほしいと思います。

 中澤姐さんと言えば、元モーニング娘。リーダー。未だに一般的には、「モーニング娘。リーダー」でイメージされる人は中澤姐さんかもしれません。黄金時代のリーダーであった事も理由として確かですが、リーダーとしてのキャラクター性が非常にインパクトあったのが大きいように思います。
 その中澤姐さんのリーダー像というスタイルがあまりに強烈であったから、今のハロプログループの各リーダーおよびキャプテンは、自らのリーダー色を前面に出さなくなってしまったのかなと、ぼんやり思います。

 そんな中、中澤姐さんとは違う形で、みんなに好かれて担ぎ上げられるリーダーという今までにないスタイルを貫いているのが℃-uteの矢島舞美ちゃんです。
 その矢島舞美ちゃんが、この前写真集を発売しました。

 「矢島舞美写真館 2008~2010」と名付けられたこの写真集。雑誌「UP TO BOY」に連載された写真企画「矢島舞美写真館」を一冊にまとめたものです。2008年夏から2010年春までの矢島舞美が一冊に詰まっています。四季の変化と共に、少女から大人の階段を登っていく女の子の美を追求した一冊という表現も出来そうです。

 明るい矢島舞美。真剣な表情の矢島舞美。凛々しい矢島舞美。色んな矢島舞美が表現されている中、自分的に気に入ったのはこの一枚。

 デジカメを、ISO感度上げて片手持ちで撮影したので鮮明さはイマイチですが、実際の写真集は綺麗な写真です。スイマセン。
 この「海と制服と矢島舞美」というシチュエーションが青春映画ド真ん中な感じで、写真が綺麗なだけでなく、前後の動きまで想像出来てしまうような良さを感じます。そういう動きを感じる写真に見えるのは、まさに青春映画チックな一枚だからではないでしょうか。
 あと、この写真も好きです。

 非常に自然体というか、撮影の時は「はい行きます~はいOK!」みたいな一連の流れで撮られている一枚なんでしょうけど、そういう作ったポーズではないんじゃないか?と思わせてくれるカットですね。こういう自然な雰囲気の写真が好きです。

 他にも良い写真がたくさんありますが、それを紹介していくとネタバレ大会になってしまうので、気になる方は是非買ってくださいという事で、宜しくお願いします。
 他には、写真だけではなくインタビューも入っています。矢島舞美の一人語りという形式で、子供の頃の話から℃-uteとしての現在までを振り返っています。
 そのページの中にある子供の頃の写真が、なかなか貴重なショットが揃っています。ピアノを弾く姿や、野球をしているユニフォーム姿。レアな写真が楽しめます。


 自分はあまり写真集を買わないヲタなんですが、この「矢島舞美写真館 2008~2010」は矢島舞美ちゃんの事が好きな人なら間違いなしのオススメ本です。16歳から18歳までの変化が綺麗な写真で表現されています。それだけで、好きな人には理屈はいらないと思います。
 こういう「記録」的な写真集は是非他のメンバーでも出してほしいと思いますが、準備期間が長くなるからか、なかなか出ません。そういう意味でも、よくぞ出してくれたという一冊であり、これも連載のおかげだとも言えます。ワニブックスさんありがとうございました。

 先週、この写真の発売を記念してイベントが行われました。残念ながら落選して行けませんでしたが、かなりの手厚いサービスが行われたようです。当ブログと相互リンクしている、こちらのブログに参加レポートが載っていますので、イベント内容に興味のある方はお読みください。
http://d.hatena.ne.jp/Jasmine029/20100614/1276471983
http://d.hatena.ne.jp/Jasmine029/20100615/1276530407
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ユーゴスラビアから今へ

2010-06-20 10:39:04 | サッカー
 グループリーグは意外な結果が続いています。初戦快勝したドイツがスイスに負けたり、フランスやイングランドが苦戦していたり。
 そんな中、大会前は弱いと思われていた国の善戦も光ります。48年ぶりのW杯勝利を挙げたチリ。W杯初勝ち点を挙げたニュージーランド。ブラジル相手に大善戦した北朝鮮。そして、大会参加国で一番人口の少ない(約200万人)のスロベニアの健闘。

 スロベニアは、かつて存在したユーゴスラビア社会主義連邦共和国から独立した国です。ユーゴスラビアという国は、かつて「7つの隣国、6つの共和国、5つの民族、4つの言語、3つの宗教、2つの文字により構成される1つの国」と言われていました。「6つの共和国」とは、現在のスロベニア、クロアチア、ボスニア・ヘルツェゴビナ、セルビア、モンテネグロ、マケドニア。これらの国の独立運動による内紛などのため、90年代には国際サッカー連盟(FIFA)や国際オリンピック連盟(IOC)から、国際大会への出場や対外試合の禁止の通達を受けた過去もあります。
 その旧ユーゴスラビアが最後に出場したW杯は、1990年イタリア大会。ユーゴスラビアはディエゴ・マラドーナのいる優勝候補アルゼンチンと準々決勝で対戦しました。ユーゴスラビアの監督は、元ジェフ千葉監督であり前日本代表監督であるイビチャ・オシム監督。

 試合は延長戦でも決着が着かず、PK戦の末アルゼンチンが勝利しました。オシム監督は千葉監督時代、ナビスコカップ決勝のPK戦で「心臓に悪い」とロッカールームに下がった事がありましたが、このW杯の時の事がトラウマになっているようです。

 当時のユーゴスラビアは、優勝の可能性もあると言われた強豪でした。東欧のブラジルと言われるセルビア人のテクニック。フィジカルに強いクロアチア人の守備。チームの攻撃の中心にいる司令塔ドラガン・ストイコビッチの華麗なプレイは観客を魅了したそうです。
 私はこの大会はリアルタイムで見ていないので、後から動画で選手のプレイを見ましたが、ストイコビッチのプレイは確実に当時の世界のトップレベルであったと思います。

 そんなユーゴスラビアが内紛と国際舞台への参加制限を経て、1998年に新ユーゴスラビアとしてW杯に出場しました。この大会にはユーゴスラビアから独立したクロアチアも初出場を決め、同じく初出場だった日本と試合をした事を憶えていらっしゃる方も多いかと思います。
 クロアチアのエースストライカーであるダボール・スーケルは、スペインの名門レアル・マドリードの選手であり、ズボニミール・ボバンはイタリアの名門ACミランの選手でした。
 対して、新ユーゴスラビアの背番号10の司令塔ストイコビッチは、ヨーロッパではなく日本の名古屋グランパスでプレイしていました。ヨーロッパの一流クラブでプレイ出来る素質を持ちながら、内紛や国際舞台への参加制限などに心身疲れた背番号10はヨーロッパを離れ、安らぎを求めてやってきた日本で新たなキャリアをスタートさせていたのです。
 元々は一つの国の代表であった選手達が、様々な事情を持って離散していく。政治とスポーツは別物と言われながらも、実際はスポーツは政治に振り回されるのです。

 W杯イタリア大会から20年という月日が経ちました。20年前のユーゴスラビアの監督は日本で名声を高め、日本のテレビ局のコメンテーターとしてW杯南アフリカ大会と関わっています。そのオシム氏は、ユーゴスラビアから独立したボスニア・ヘルツェゴビナ出身。司令塔「ピクシー」(妖精という意味)ことストイコビッチは、選手生活を日本で終えて、今はその日本のクラブ名古屋グランパスの監督。クロアチアは今大会はヨーロッパ予選で敗退。代わりにという訳ではないけれど、スロベニアが出場して、その逞しいプレイっぷりで台風の目になりそうな存在。
 すべては、20年前のユーゴスラビアの人達には想像出来なかった光景であるかもしれません。
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バラードPVで表情を見る

2010-06-19 23:12:46 | ハロプロ2010

 昨夜、YouTubeでキュンキュンアイドリング!!!の「ベタな失恋~渋谷に降る雪~」のPVを見ていました。キュンキュンアイドリング!!!とは、以前にアイドリング!!!を四分割して作られたユニットの一つです。
 そのPVを見ていてふと思ったのが、シングルでバラードを歌った場合、バラードのPVになる訳ですが、そのバラードのPVというものは、アイドルの切ない表情が見られて見所のあるPVになるのではないかという事。演技力も要求されるし、単に明るい曲を楽しく歌うよりも見応えがあるように思います。

 そんな事を考えていて、まず思い浮かんだのが、Berryz工房の「告白の噴水広場」。
告白の噴水広場


 このPVは全編「セピアな映像」になっていて、そのセピアな色合いでメンバーが切ない表情を浮かべるシーンと、笑顔でカラオケを楽しんでいるシーンが両方交錯します。その明暗のアンバランスが映像的に興味深いところです。
 特に私が好きなのは、バスに乗りながら切ない表情を浮かべる夏焼雅ちゃん。数あるベリのPVの中の雅ちゃんでベストカットだと思っています。楽しいものが本領発揮なベリですが、だからこそこういう表情はギャップを感じさせ、流れの中に「いつもの楽しいベリ」も挿入される事で、その切ない表情がより深みを増すのです。
 このようにバラードだと、笑顔なアイドルという単純な画作りとは違う、色んな引き出しが出てくると思うのです。
 更に言うならば、雅ちゃんがバスの中で見せている伏せ目がちな表情が、このPVにストーリーを作っています。PV自体は特にストーリーがあるようで、実はストーリー的なものはありません。そういうお膳立てがない分を、メンバーの表情や動きで、見る側に想像力をかき立てさせるのです。

 古くは、モーニング娘。の「ふるさと」がそういうPVでした。東京の街を歩く安倍なつみさん。なっちは伏せ目がちに歩き、やがて場面は北海道に切り替わります。北海道出身メンバーは、安倍なつみさん、石黒彩さん、飯田圭織さんしかいないのですが、メンバーみんながふるさとで母親の前で自然な表情を取り戻す。そんなストーリーを、メンバーの表情で表しているように感じます。

ふるさと(モーニング娘。)



 バラードのPVは表情がポイントになる。こうなると、歌の巧さと大人な魅力のエルダ系の出番ですね。

後藤真希 - サヨナラのLOVE SONG [PV]


 後藤さんのバラードだと、この曲の表情。犬と戯れながらナチュラルな表情を浮かべる後藤さんと、別れを歌う歌の微妙なバランスに、揺れる女の心が見えてくるかのようです。

松浦亜弥 - 渡良瀬橋


 松浦さんのこの曲は森高千里さんのカバーです。PVに出てきている橋は渡良瀬橋ではありませんが、歌詞と表情がリンクしているような気がします。あまり動きのないPVですが、だからこそひとつひとつの表情がポイント。橋の欄干で見せる松浦さんの表情作りに注目です。

 他にもバラード曲のPVに、アイドルの表情に見所のある作品がいくつもある事でしょう。たとえば、モーニング娘。の「泣いちゃうかも」あたりは、わかりやすく「涙の表情」を映像にした作品だと思います。
 アイドルのPVでバラードだと、どうしても笑顔があまり見られなくなるので、人気や評判が下がる傾向にあるような気がしますが、表情を楽しむなら、むしろバラードが見応えあるというお話でした。

 話の冒頭に出てきたキュンキュンアイドリング!!!のPVも紹介しておきます。四人(外岡、谷澤、河村、朝日)とも良い表情を見せてくれて、とても良いPVだと思います。特に大サビでも外岡えりかさんの泣きの演技が素晴らしいです。曲も大好きです。

キュンキュンアイドリング!! 『ベタな失恋~渋谷に降る雪~』


 他のユニット(それぞれ面白いPVです)
バンバンアイドリング!!!
http://www.youtube.com/watch?v=74OrrBaTwsw&feature=related

フリフリアイドリング!!!
http://www.youtube.com/watch?v=cBc4Qs5DdM8&feature=related

ギザギザアイドリング!!!
http://www.youtube.com/watch?v=BW3ThgrQMys&feature=related

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スマイレージが展開する女性向けサービス

2010-06-18 23:26:54 | ハロプロ(スマ アン)
 話題としては遅くなりましたが、スマイレージが10月に行なう東名阪ツアー(10/9名古屋、10/23東京、10/30大阪)に、女性限定ファミリー席が用意され、FC先行販売で受付を行いました。
 これは、スマイレージを観てみたい。でもハロプロ現場に慣れていないから、男性ヲタと一緒に観るのが怖い。または、座ってじっくり観たい。という想いを抱いていた女性ファンに朗報です。

 スマイレージは意外に(失礼)女性ウケするグループだと思っていますが、今までのハロプロのやり方だと興味を持った女性が、なかなか足を運びにくい状況がありました。それを改善したアイデアが、℃-uteやモーニング娘。が行なっている女性限定イベント。
 でもコンサートの方では、特に女性に向けたサービスはありませんでした。
 「ファミリー席があるではないか?」と言う人もいるとは思いますが、ファミリー席は女性や子供限定ではなく、座って観たい男性も買う事が出来ます。
 しかも、ただ座っているだけで、ノリは「立って観ている人と変わらない」という人も男女問わずいたりします。ソースは自分。周りの皆さん、その節はスイマセンでした。(このブログの2005年や2006年のライブ記事に証拠アリ)

 女性限定席を作ったからそこは安全なのかは、女性=大人しいという訳でもないので、なかなか答えが難しいですが、男性に囲まれて立って観るよりは安全だと思うので、今回の試みが成功して定着すると良いなと思います。
 うまくいけば、他のグループでも導入される事でしょう。

 女性に支持される事がヒットの条件という今の時代において、女性優遇のサービスはマルだと思うのですが、男性も無視するな!という意見もありましょう。
 今の女性アイドル現場は、高校生~大学生くらいの男の子が増えました。少し前までハロプロには居なかったファン層です。その層も大事にしないといけません。学生証必須の学生限定イベントもいかがですか?
 そうなると、若者ばかり優遇するな!という意見もありましょう。「三十代以上限定イベント」も面白そうです。勿論、企画は学生限定イベントと三十代以上限定イベントは違うものを用意して楽しませる事が大事ですが。

 スマイレージの可愛さは、まだまだメジャーになっていません。色んなメディアに露出して、個々の活動も増やして、スマイレージのファン層を広げてほしいです。人気アイドルの条件は、幅広い年代に支持される事にもあるのですから。
 勿論、シングル曲は力作をお願いします。
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ハロモニをまた見たい

2010-06-17 23:22:45 | ハロプロ2010

 昨日、「ハロモニが終わってからずっと淋しい思いをしてきたけど最近アイドリング!!!が面白い」という意見をネットで見かけました。アイドリング!!!はグループの意味ではなく番組の方の事でした。確かに、最近のハロプロに足りないものの一つが、かつてのハロモニ的世界だなあと、自分も心から同意でした。
 ハロモニと言っても、「ハロー!モーニング。」の事です。それも晩年のハロモニではなく全盛期のハロモニ。どのあたりからが晩年なのかは、人によって意見が違って来ると思いますが、ハロモニ@へ移行する一年以上前から、内容はイマイチになっていたと記憶。

 さて、何故今ハロモニ待望論なのか? 「美○学」がつまらないから?それも確かにあります。「美女○」はバラエティに徹していないし、情報番組としては中途半端。せっかくハロプロ内のグループの枠を超えた共演があるのに、もっとバラエティな内容で見たい。はっちゃけた絡みが見たい。そう思うのです。
 ハロモニはコントで変なメイクをさせられたり、ゲームでメンバーが泣かされたり、そういうコンサートのステージでは見られないモーニング娘。が見られるのが楽しかったです。
 思い出すのは四期メンバーの頑固一徹一家。そして、メイクで別人になりきっていた小川麻琴さん。

OPV 小川麻琴 青空がいつまでも続くような未来であれ

 (コントの動画が見つからなかったので、この動画を貼ります)

 小川麻琴。モーニング娘。五期メンバー。オーディションでは最初に名前を呼ばれた事でもわかるように、期待されていた好素材な子でした。ダンススクールに所属していた事からダンスはなかなか出来る子でした。
 しかし、モーニング娘。に入ってからは自信を喪失したかのように失速し、いつしか地味な存在になりかけていたマコが、ハロモニコントで笑われ役を演じる事で活路を見いだしたのです。
 マコも本心では「カッコイイ娘。メンバー」で在りたかったと思います。しかし、アイドルとしての自分の立ち位置を見つけるために、敢えて笑われ役の道を選んだ。そして、やるからには徹底的にやり、共演していた中澤姐さんが笑ってしまい顔を直視出来ないくらい役を作り込んでいたのでした。

 今のハロプロはそういう事をさせなくなりました。アイドルである以上にアーティストであり、お笑いタレントではないからという見解からでしょうか。なんか勿体ない。
 せっかくハロプロが集まって、深夜とはいえ30分の番組をやっているのですから、楽しいバラエティが見たいです。変な言い方になりますが、今の内容では見られない地域の方々も悔しくならないような内容です。
 やるからには、メンバー皆が、普段は見られないような姿を披露してほしい。モーニング娘。八期メンバーはコント向きだと思うし、コンサートでタイの恰好をしたりしているBerryz工房のメンバーなんて、きっとノリノリで笑わせに来るかも。
 かつてのマコみたく、気取った姿を横に置いて、はっちゃけた姿を晒してほしい。例えば、夏焼雅ちゃんあたりがコントで奇抜なキャラを演じたら、その意外性で面白いと思うのです。

 お笑い的な部分も持ち合わせているからこそ、ステージでカッコイイ事をやれば、そのギャップがカッコ良さを引き立てるような気もします。
 今だからこそ、ハロモニ復活。熱望します。

 ※ 上で書いた、最近アイドリング!!!が面白いという人が挙げていた「赤タイツ軍団」。
赤い武田信玄? 再UP

 (アイドリング!!!の番組はCSフジテレビか、地上波ではダイジェスト版をフジテレビ系列で放送。CSのチューナーないけど見たい人には、WEBによるオンデマンド放送もあります。)
http://blog.fujitv.co.jp/idoling/C1352.html

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カタルーニャの象徴

2010-06-17 21:19:09 | サッカー
 スペインという国は、いくつもの国が一つの国を形成しているようなもので、そのため地域間対立やスペインという国に対する帰属意識が低いと言われます。
 バスク人が多く住むバスク地方の強豪サッカークラブであるアスレティック・ビルバオは基本的にはバスク人が入団出来ません。クラブはバスクの誇りである訳です。スペインのクラブでありながら名前に「アスレティック」などと英語が使われているのは、ビルバオが貿易港として栄えた町であり、船でやってきたイングランド人からサッカーが伝承された事にちなむそうです。

 カタルーニャ地方の代表都市であり、スペイン第2の都市であるバルセロナには、FCバルセロナという世界的に知られたサッカークラブがあります。FCバルセロナは胸にスポンサーは付かず、ソシオと呼ばれる後援組織からの会費、試合の入場料やグッズ売上、そしてテレビ放映料で運営されています。
 スペイン最大のスタジアム「カンプノウ」を常に満員にする人気クラブFCバルセロナの宿敵は、首都マドリードをホームとするレアル・マドリード。レアルとは英語でロイヤル(王室)。つまり、王室が認定したクラブである訳です。
 我々はスペイン人ではなくカタルーニャ人であるという想いを抱いているバルセロナの人達にとって、レアル・マドリードは中央集権国家の象徴であり、カタルーニャのプライドをぶつけるべき相手なのです。
 そんなFCバルセロナ対レアル・マドリードの試合は「クラシコ」(伝統の一戦)と呼ばれ、スペイン代表の試合以上の注目を集めます。

 FCバルセロナのエンブレムに書かれてある黄色と赤の横縞模様はカタルーニャの「国旗」です。カタルーニャの人々が「我々」を代表して戦うチームはスペイン代表ではなく、FCバルセロナなのです。

 ワールドカップで毎回優勝候補に挙げられながら、いつも良い結果を得られないスペイン。代表チームには、レアル・マドリードの選手もいれば、FCバルセロナの選手もいる。果たして今回はどんな結果を手に入れるのでしょうか。
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Iのスタンダードを感じて ~アイドリング!!!新曲イベントレポート~

2010-06-16 22:56:23 | ライブ!2010

 先日発表されたオリコンのウィークリーチャートはモーニング娘。が三位、アイドリング!!!が六位という結果でした。アイドリング!!!は27,000枚以上を売り上げて自己最高記録を達成。この売上増には、AKBが行なっているキャラアニ(CD通販サイト)を使っての個別握手会開催も貢献しているのですが、売上をアップさせた背景には、そういうイベントに足を運んでみたいと思わせる何かが彼女達にあったはず。
 この一週間、アイドリング!!!のイベントに二回参加してきました。今回はそのレポートを書いてみます。

 アイドリング!!!はシングルが発売されると、お台場のフジテレビにて平日に握手会を毎日開催します。6月10日、それとは別に開催された渋谷タワーレコード主催のイベントに行ってみました、
 CDを予約するか、発売後購入した人をトークショーにご招待という事で、火曜日にCDを購入した訳ですが、開催二日前で入場整理番号が250番台。ちょっと人気が心配になってきますが、まずは入場出来た事を喜びたいと思い、現地に到着。
 階段に番号順に並びますが、番号は客同士で確認しあって並ぶ流れで、あとは入場入口で番号を10番毎に係員が呼び出すので、それに合わせて入場する仕組みでした。特にトラブルはなく、しかも入場無料イベントなのに1ドリンクサービスという嬉しい配慮。会場はB1に設けられているイベントスペースで、定員300人ほどのライブハウスみたいな造りの会場でした。よって、スタンディングです。

Iのスタンダード


 イベントはフジテレビ長谷川アナの司会進行で、メンバー全員(この日は、6号外岡えりかさんは舞台で欠席)がフリップを持って質問に答えるという内容。シングルのC/W曲「Iのスタンダード」という曲には全員分のソロパートがあり、そのソロパートのうち、指定されたメンバーの歌詞に含まれる四文字熟語を漢字で書くというお題でした。
 ちょっと難しい問題もありましたが正答するメンバーもいて、まあそういうメンバーは女子大生だったりする訳ですが、対してボケるメンバーもいるなどバランスが取れた回答陣でした。
 次のコーナーは、入場者に配られたアンケートのテーマ「あなたの初恋のエピソード」でメンバーがフリートークするもの。三人のお客さんが読まれて、それぞれ好きなメンバーのサイン入りポスターが貰える趣向でしたが、プラスプレゼントとして、エピソードにちなんでメンバーがワイワイ交わしたトークを基に、アイドリング!!!7号谷澤恵里香さんがフリップに落書きをしたものをプレゼントしていました(苦笑)。
 こういうお題に対してフリートークをするというのも、テレビバラエティアイドルであるアイドリング!!!ならではの試みで、メンバーがお客さんにツッコミを入れたり、なかなか面白かったです。

 最後に行なわれた握手会は、メンバーの人数が多いため二列に分かれて行いました。客席後方に机が置かれ、机の後ろに3号遠藤舞さんから15号朝日奈央さんまでが並びます。そして、反対側となるステージ前に、16号菊地亜美さんから26号尾島知佳さんが並びます。この列は机の代わりに柵が客との仕切りになっていましたが、何しろ柵なのでメンバーとの距離が近かったです。

 握手は一応係員はいるのですが、押し流すような事はありません。そのあたりは客の良心に任されている感じです。それでも、皆さんはあまり粘らず列は少し早めに流れでいきます。と言っても、会話の二往復は可能でしたから、ハロプロなら低速だと言われる速さですね(苦笑)。
 そんな速さでもメンバーは様々なリアクションをしてくれます。13号長野せりなさんは流され気味に早く握手を終わらせてしまった自分に向かって、わざわざ体を斜めにしてこちらを追いながら笑顔で手を振ってくれました。
 ステージ前の列に移動すると、完全にこちらは握手の速さがフリーになっていました。ただし、柵越し握手という至近距離ゆえに係員が随所に立って見張っています。
 そんな中、最初の菊地亜美さんとはブログの話などをしているうちに20秒以上握手してしまいました。コメントを書いてると伝えると、身を乗り出してきてこちらの名前を聞く菊地あみみ亜美。なんとフレンドリーな事か。
 更に他のメンバーとも10秒以上の握手が続き、新人の四期メンバーになりました。全員中学生メンバーな四期はみんな力強い握手と、真剣な対応。なかなか手を離してこないので、低速握手の連続(苦笑)。こんなに低速になるなら何か考えてくれば良かったと思いながら、楽しい気分で会場を後にしました。

アイドリング!!!『ボクラの庭』


 日が変わって6月13日。後楽園ラクーアでアイドリング!!!ミニライブ&握手会が行われました。
 会場には一回目の回の30分ほど前に着きまして、ちょうど私服を着たままのメンバーによるリハーサルが観られたのですが、観客数が明らかに過去のアイドリング!!!ラクーアイベントより多い。しかも、学生風の人が多く、更には女の子が目に見えて増えていました。

 ミニライブは四曲。新曲「目に青葉 山ホトトギス 初恋」のシングルCDに収録されているC/W曲「ボクラの庭」「Iのスタンダード」二曲を含めた計三曲プラス一曲。プラス曲は一回目が「Iのスタンダード」、二回目が「目に青葉 山ホトトギス 初恋」でした。

 二回目のミニライブ前に、デビュー当時からイベント司会進行を務めてきたポニーキャニオンスタッフがこの回を最後に交代すると報告があり、客席から惜別のコールが起きたり、ミニライブ時の各メンバー挨拶に必ず客席からニックネームのコールがあるという、アイドリング!!!独特の合いの手があったり、和やかな雰囲気でした。合いの手は、「こんにちは。アイドリング!!!3号遠藤舞です」→「まいぷる!」→挨拶トーク。こんな感じの流れです。

 この日はグループに於ける人気トップメンバーである、9号横山ルリカさんが体調不良で欠席するというアクシデントがありました。彼女は普段は貧血起こしても握手会に参加するような人なので、欠席するのは相当なのだろうと客席も心配ムードな中、「Iのスタンダード」の横山ルリカソロパートは客席がメンバー全員と合唱する事になり、不在をカバーしたのでした。

 二回観てわかる事は、ライブ中のフリートークはなるべく色んな子が喋れるように、一回目と二回目では活躍する子が違うという事。新人が話しやすいように、先輩メンバーが新人にネタ振りをしたりもありました。

アイドリング!!! 目には青葉 山ホトトギス 初恋 【PV】


 握手会は、ステージ上にて行われ、握手列の後ろには係員が立ちチェックをしていましたが、やはり基本的には押し流される事はなく、各メンバー平均二往復くらいの時間の握手が出来ました。
 ここでも、やはり新人が真剣な握手をしてきました。渋谷の回でもそうでしたが、特に23号伊藤祐奈さん24号野元愛(まなみ)さんはかなり力強い握手でした。ちなみに、伊藤さんはアイドル好きでハロプロ大好きさんだそうです。握手会に於ける好感度アップの秘訣を心得ているとみました(笑)。

 こうして、無事にアイドリング!!!のイベントを終えた訳ですが、低速握手に面白トークが印象的でした。これをシングル二枚購入しただけの出費(握手をせずミニライブを観るだけならラクーアイベントは観覧無料)で、二日間のイベントを楽しめた訳ですからとてもお得。充実感は高いです。タワーレコードのイベントは手紙やプレゼントの手渡しも出来たので、それも行なっていれば更に充実感が増した事でしょう。

 これがアイドリング!!!イベントのスタンダードな形なのだとすれば、今回初めて参加した人はリピーターになる事間違いなしだと思いました。そして、初めてさんが結構居たと思われるのも事実だったりします。

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青春コレクション

2010-06-15 21:58:52 | ハロプロ(娘。)

 モーニング娘。の新曲「青春コレクション」を初めて聴いたのは、確かラジオ音源でした。イントロを聴いた瞬間、「これはなかなか良いな」そう感じました。
 歌詞には「地球」「家族」など、またかよ的なキーワードが並んでいますが、失恋やら、恋が上手くいってないなどという歌ではないから、初夏に発売される事と合わせて、久々の爽やかシングルに期待という心境でした。

 そうです。ラジオ音源の段階ではそんなに悪い印象ではなかったんです。
 しかし、衣装を見たり、PVを見たりしているうちにテンションは下がりました。特に痛かったのは、あのMJアイドル祭。あの番組へのモーニング娘。出演は結果的にはマイナスでしかなかったような気がします。

 今回は「ファッショナブル」というタイトルの自らの舞台に連動したシングルであり、ファッション雑誌との企画もありました。それで肝心の衣装が何故これ?と、見るたびに「?」が渦巻きます。
 自分の予想では、渋谷あたりに様々なファッションアイテムに身を包んだメンバーのポスターでも貼られるのではないだろうか?そう思っていたのですが、全ては斜め下を行ってしまった感じです。

 極めつけはPVです。埼玉スタジアムでロケしたみたいですが、ハッキリ言いましょう。
 「ロケをすりゃ良いってもんじゃない!」
 一時期、スタジオ撮りPVが続いた事がありまして、その時に「ロケくらいしてほしい」という声がヲタの間から沸き起こった事がありましたが、まさかその答えがこのPVなのでしょうか?これはモーニング娘。に限らず、ハロプロ全体に言えますが、ロケだけではダメなんです。
 今回の娘。PVは、スタジオで踊っていたのを収録していたものが、内容そのままに外の収録に変わっただけです。そこに野外である必然性がない。何故モーニング娘。がサッカーのグラウンドで踊っているのか、まったく意味がわかりません。歌詞にもサッカーに関するキーワードはないです。

歌詞付きPV  青春コレクション  モーニング娘。


 こんな文句みたいな事は本当は書きたくないのですが、今回は(今回も?)さすがにメンバーも納得していないだろうと思い、衣装とPVにダメ出しを書かせていただきました。
 衣装は歌のイメージからの延長線上にあるか、歌のイメージと無関係でもせめて季節感などに沿っているとか、「ちゃんと考えた物」を用意するべきです。衣装デザインは予算が無いからなんて言い訳は通じない筈。
 PVも予算が無いなら無いなりに、メンバーを可愛く楽しく見せる演出に凝るべきです。

 他を引き合いに出すのは批判の仕方としては好きではないけれど、敢えて書きますが、AKB48の最新シングルの衣装は、曲名に合わせてメンバー皆がポニーテール→大勢でポニーテールだとチアガールっぽい→チアガールみたく白をベースにしたもので行こう。こういう連想が出来る衣装です。
 アイドリング!!!の最新シングルのPVは、人数増えた分を細かくフレームを作ってフレームで遊び、撮影は安上がりに近場で済ませつつ、綺麗どころのメンバーに男役をさせるという遊び心で撮ってあります。

 モーニング娘。も昔は衣装は良かった。いや、衣装は昔から「えっ?」って思うものもありましたが(苦笑)、それでも可愛い衣装が色々ありました。PVに関しては、見所が随所にある面白いPVが結構ありました。皆さんも昔のモーニング娘。PVを思い浮かべてみてください。2004年くらいまでは楽しいPVがいくつもあった事に気づく事でしょう。

 どんなに良い素材があっても、それを上手く活かせるスタッフがいなければダメなのは、アイドルに限った話ではありません。
 厳しい言い方をすれば、身内スタッフに頼りっぱなしでやっていくのはもう無理なのではないでしょうか?積極的に外部からスタッフを招き、今足りない部分を改善していかなければ、明るい未来はないのではないかと思うのです。

 「青春コレクション」ウィークリーチャート3位。34,122枚でした。週末には舞台の会場にて、直筆サイン入りポスター(書いてあるのは一人。つまり誰のサインになるかはランダム)を付けてCDを販売しました。これなどは会場限定などにせず、全国から申し込みして当たった人が好きなメンバーのサイン入りポスターが貰えるという事にした方が、多くの人が楽しめたのではないかと思います。

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カメルーンと中津江村

2010-06-15 20:27:24 | サッカー
 2002年のW杯日本韓国大会で、いくつもの出場国が日本でキャンプを行いました。その中の一つ、カメルーンは大分県中津江村でキャンプを行なう予定でしたが、予定日を過ぎてもなかなか到着しませんでした。「カメルーンはいつ来るのか?」と、なかなかやって来ない一行の事は全国版のTVニュースでも大きく取り上げられ、中津江村の人以外もやきもきし始めて数日。ようやくカメルーン代表チームは来日しました。
 夜中の3時に中津江村に着いたカメルーン代表。そんな真夜中の訪問者を村人達が総出で迎えました。カメルーンの国旗を振るおじいさんおばあさん達。驚きの表情を見せつつ笑顔の選手達。この出会いが友情をスタートさせました。

 こんなエピソードがあります。
 中津江村の観光センターにカメルーン代表の選手が勢揃いしたパネルを展示しました。関係者がパネルを工作して、怪我で来日が難しくなった選手の顔をくりぬいて、観光客が記念撮影を出来るような作りにしました。
 しかし、やってきた選手団を見てビックリ、その選手がいる。関係者は怒られると思い身構えました。
 ところが、パネルを見た選手達は大爆笑。その選手を小突きながら、「おまえの顔がないぞ」。問題の選手も「俺の顔がない」と言いながら笑っています。関係者はほっとしながら、カメルーン選手達の明るさに惹かれていくのでした。

 明るく気さくなカメルーン代表。練習が始まってもそれは変わりません。強豪国だと非公開練習などもあるため、練習の見学時間は制限されていたりするのが普通で、ファンから選手への接触も決められたイベント以外では禁止というのも珍しくありません。
 しかし、カメルーンは練習見学は自由。練習後にはサインや握手に積極的に応じ、村の子供達とサッカーをしたり気ままに過ごす姿がありました。カメルーン代表にはヨーロッパで活躍するスター選手もいます。そんなスター達が子供とボールで戯れ、お年寄りとコミュニケーションする姿に、村の人達はすっかりカメルーンの大ファンになるのでした。

 村の歓迎行事にも選手達は積極的に参加して楽しみ、日本料理も味わいました。カメルーン代表には、ガンバ大阪で大活躍して「ナニワの黒豹」と呼ばれて人気者だったパトリック・エムボマがいました。エムボマが大好きな日本料理「うどん」をチームメイトに勧め、みんなも「うどん」を堪能したようでした。

 こうして中津江村とカメルーン代表との間に生まれた友情はW杯が終わった後、現在も続いています。カメルーン代表が日本代表と親善試合をした時は、東京でも大阪でもなく大分スタジアム(大分銀行ドーム)で行われました。
 今回のW杯でカメルーンは日本と同じグループに入ってしまいました。中津江村の人達は複雑な気持ちになりながらも、日本との試合ではカメルーンを応援すると、友情を選んだようです。このあたりも日本人らしい奥ゆかしさを感じるエピソードですが、グループリーグは上位2か国が決勝トーナメントに進出出来ます。中津江村の人々は、日本とカメルーンがグループリーグを突破する事を祈りながら、南アフリカに想いを馳せるのです。
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