フリージア工房 国道723号店

ハロプロメンバーを応援してアイドル音楽を愛するエッセイブログ

春と夏の間の栞

2010-06-01 22:36:48 | ハロプロ2010
 MJの話題をもう少し続けます。あの番組を見て感じたのは、今の女性アイドル界は紙一重であるという事です。
 魅力、実力、みんな大きな差はない。現状AKBの一人勝ちのように言われていますが、個々のアイドル力は飛び抜けている訳ではなく、ぶっちゃけて言えばソロでこのようなステージに上がれる逸材は現状では居ないと思いました。
 無論、それは他のアイドルグループも同様。つまり、アイドル力の向上と、ちょっとしたきっかけ次第でブレイクは掴めると感じました。勿論、きっかけとは「宣伝力」つまりコネ的なものも含みます。

 実際、番組を見た人達の反響としては意外に、スマイレージやももいろクローバーが好評でした。AKBはAKBファン的に見れば楽しめる映像だったと思いますが、ちょっと無難過ぎて若干物足りなかったのは事実。守りに入っちゃダメだよ!とテレビに全力で叫びたくなりました(苦笑)。

 そんな感じですが、現在女性アイドル界のピラミッドはAKBが頂点にあるのは事実な訳で、そのピラミッドを下がっていくと色んなアイドルがいます。
 土曜日、ふとした機会からネット上で、「地下アイドル」と言われる世界の事を色々勉強(?)させてもらいました。
 地下と言っても、人によって定義は異なります。ライブハウスで単独で出来るレベルは地下ではなく、対バン形式のライブのように、複数のアイドルが出演するライブに出るくらいならまだ地下でも良い方で、小さなイベントスペースでライブという名の「メインはCDなどの即売会」が活動ステージという子はザラにいるようです。
 以前、秋葉原の路上ライブの取締りが厳しくなかった時代、自分も通りすがりに観た事があります。自主制作CDを歌の後に売る女の子。数人の顔馴染み客を相手に歌う女の子。

 女性アイドルというジャンルは色んな会社が乗り出しているジャンルだから、一社独占よりはチャンスは色んな事務所に対して広がっています。ピラミッドの底から上り詰めていく事は決して不可能ではありません。AKBだって、数年前は秋葉原限定マイナーアイドルみたいな立場だったのですから。

 ハロプロはこれだけの人数(エッグを含めて50人クラス)を揃えているのだから、本来は様々なニーズに合わせた展開をしても良かった。アッブフロントは、「HAPPY STYLE」という企画ものライブを小さな会場で開催しているけれど、あそこに出演している子達は所属はハロプロではない。あくまで「ハロプロ」はブランドであり、地下的な世界とは一線を引いた場所にいるという事なのでしょう。
 でも、チャンスがもらえずくすぶっている子、一度は辞めたけれどまた出直してみたいという子、そういった子が立てるマイナーなステージを事務所は作っても良かったのでは?そういう想いを込めて土曜日に記事を書きました。
 そういうのは、ハロプロエッグ新人公演があるのでは?そういう意見もありましょうが、新人公演は違う性質なのです。あれは、デビューを目指す子達のための育成ステージ。挫折者のためのリベンジステージにするにはキラキラ過ぎる。こんな事を考えるのも理由があります。

 一年と三ヶ月。どうにかして、夢の続きを実現させてあげるステージはないものかなと考えてきました。
 AKBに友人がいる梅さん経由でAKBの研究生として加入なんてどうだろう。そんな事さえ考えました。全ては妄想だから身勝手なアイデアに過ぎませんが。
 でも、彼女はきっとまた表舞台に出てきたいハズだ。それは確信していました。卒業式をしていないのだから、完全燃焼なんてしていないハズだ。私はそう信じてきました。

 5月31日。長いような短いような、不思議な気持ちと時間の経過に戸惑いながら、名前がURLになっているブログを開いてみました。少し優しい顔つきになって帰ってきた。あの頃の記憶の続きがようやく始まる。まだどんな道を歩くのかはわからないけれど。
http://ameblo.jp/kanna-arihara/
コメント (2)
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