日にちの買物通りいわし雲 亜紀子
名月の後の夜ごとの厨窓 亜紀子
十六夜の娘とならぶ厨窓
十六夜の影きざはしを照らしをり
亜紀子
でこぼこの軒の連なる良夜かな 亜紀子
赤とんぼいづくの山を越えて来し
虫の音に溺るるごとく寝落ちけり
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