橡の木の下で

俳句と共に

草稿10/02

2024-10-02 10:26:21 | 一日一句
木犀の香や高階の窓辺にも  亜紀子

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草稿10/01

2024-10-02 06:59:05 | 一日一句
堀川を渡る鉄路に葛の風
岬への鉄路かろやか豊の秋
磯鵯や煌めきわたる波頭
海上を渡る秋蝶目のあたり
島二つ継いで鷹舞ふ岬へと
灯台の陰で磯釣り鯊日和
秋澄むや水平線に船三つ
とべらの実蜑と生れしが歌残す
鷹二つおにぎり山に湧きにけり
鵯の群寄りつばらけつ波の上
潮騒やをさなく勁き浜薊
あえかなり恋路ヶ浜の撫子は
鷹二つあれは差羽と教へらる
秋航の一路夕日を曳き戻る
磯釣りのリール秋日を捲くやうに
亜紀子


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