橡の木の下で

俳句と共に

草稿03/26

2020-03-26 10:01:21 | 一日一句

鶺鴒の足濡らす水温みたる

鵯を追ふ鵯の波乗り風光る

初燕今朝街川も慕はしき

虻止まるぴたりと己が影の上

木洩れ日を出で入る小さき鳥の恋

春落葉鵤どこかで声もらす

籠り居や青木が花を咲かせをる

ひさかきの香にくすぐらる花粉症

甲羅ぼし光陰なきと亀鳴けり

二分咲けば二分の花にもカメラマン

前撮りの二人で吹けるしやぼんだま