橡の木の下で

俳句と共に

草稿04/11

2017-04-11 10:33:01 | 一日一句

ふと洩す帰る鶇の声の艶

地をあさる花鶏の群の花を見ず

かにかくの碑に芽柳の靡きをり

一力の開かずの暖簾つばめ来る 

櫛笄ひさぐ玻璃戸に花の冷え

張り替ふる三味皮かろき花の昼

前撮りの新婚花の辻ごとに

亜紀子