橡の木の下で

俳句と共に

草稿10/08

2015-10-09 07:09:50 | 一日一句

十二帝陵守る白樫の実の若き

若冲の墓に千草の風わたる

秋の蚊を追へと団扇を出しくるる

五百羅漢小鳥木の実を友がきに

若冲羅漢背に愁ひを秘むる秋

呆句詠むや団栗に頭を打たれける

椎の実が実生え供へて石仏  

亜紀子