沼茅に錆のひと色池の秋
蝶蜻蛉ときにとんぼの翅づかひ
いく千の沼の精霊蝶とんぼ
赤蜻蛉なれど糸より身の細き
狸藻の花首出して深泥池
幻の平安窯や秋の声
真おもてに比叡澄みたり軒廂
街川の水より街に秋立ちぬ
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