橡の木の下で

俳句と共に

草稿08/12

2009-08-12 15:11:08 | 一日一句
秋立つとやや星ふゆる街の空  亜紀子

子どもの頃の降るような星空は街の真中では到底のぞめない。
しかし、立秋の後の残暑をやり過ごした夜半の窓辺から淡い星の光りのいくつかを見る。
汲々とした地上の暮らしを越えて空の向こうには確かに煌めく星ぼしが変わることなくそこにあるはず。
手の届かぬものであるのなら、せめて相応しい言葉を探そう。

おりしも今夜半はペルセウス座流星群の出現のピーク。

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