1830から緒方川(20210510)
仕事明けで稲葉川、1830着、1840開始、正味30分。
入田橋水位−0.23m、気温18度、晴れ。
1)DH12ft#3、kencube-PHS#4、ナイロンリーダー4X9ft、フロロ0.8号、3本マルチ
ノータッチノーフィッシュ。
解禁日に入った長瀬橋上下、この時期なら良さそうと思ったが夕刻の水面は全然フラット。
物凄い渇水で魚気もなく、ようやく上流の淵開きにイダ?のライズリングが見つかるだけ。
ここの川幅は狭くフロロ10号でも使える場、PHS#4を出すまでもない。
しかしそう考えると大分近郊の河川はフロロ10号でカバー出来てしまう。
PHSな場はダムインレットか発電所放水口近くに限られる。
竹田市内なら竹田ダムインレット付近だろうか。
もちろん釣れる可能性は限りなく低い。
でもゼロではない。
深淵に取り憑かれてしまった(20210510)
ニーチェの深淵、、、おそるべし。
完全に取り憑かれてしまった。
Epoxyチューブのタイイング(20210510)
土曜晩から日曜午後にかけてのタイイング。
プロフェッサー(左)とグリキン(右)パターン。
プロフェッサー胴はレジロンNo145黄色の90分硬化epoxy仕上げ、グリキン胴は緑フロスの硬化処理は不明(UVレジン?)。
しかしグリキン胴の緑の暗い色調が気に食わない。
こんな緑で爆釣したことがない。
うーん、作り直しだ。
まずグリキンのレジロンNo146緑から作成(下写真右2本)。
90分硬化エポキシをたっぷり塗りローターで回した。
すると芋虫状に段差が出来てしまった(写真右2本)。
このコブは巻き込んだbodyハックルを実釣中に壊してしまう、多分水圧とキャストだけで。
その反省を元に、epoxy塗りを少量に留め、ローター中に出来るepoxy偏りを爪楊枝で素早く修正した。
90分硬化だから塗り終わって30−60分程度で液垂れ修正すると残り30分でepoxyが滑らかに伸びていった。
それが左3本のプロフェッサー胴、テイルのアイビスはホロティンセル赤のタグ打ちで代用した(写真左3本)。
24時間待って確認すると前日の芋虫グリキン(右2本)よりはマシに仕上がっている。
この方法でグリキン再挑戦、その工程は下記。
1)極細チューブ25mmにタグとレジロン146を巻きスレッド留め
2)それを5本まとめて、UVレジンで固定コブを塗った縫い針に通す
3)チューブフライ用バイスに縫い針ごと再固定しepoxy塗り(針先を外側に向ける)
4)ラウンドティンセルの段差が出来ない程度にepoxyを薄く伸ばす
5)バイスから出た針先を直接ローターにブッ刺して固定、その後でバイスから縫い針ごと解放
6)出来るだけ短時間で仕上げる
7)開始から60分ほど待ち、ローター中に出来たepoxy垂れを爪楊枝で順次掬い取り形成する
こうして今朝完成したのが下写真、液垂れコブは目立たない。
手間は掛かるが完成するとルアーのように長く使える極細チューブフライになる。
UVレジンだけだと使用中に曲がり始め結局折れてしまう、これは極細チューブだけに生じる現象。
上写真の縫い針にコブが見える。
アイ直近のコブがepoxy硬化用の縫い針、アイから離れたコブがバイスセット用の縫い針。
縫い針をバイスにセットする際、巻途中のチューブ回転を抑えるのが内径1mmのビニールチューブ。
これが極細チューブの外径に合致し丁度固定できる。
でも多少は回転するからスレッドをしっかり巻いて縫い針に極細チューブを圧着する。
尾部の赤タグ側のチューブの余りは仕上げタイングの留め代に使い完成後切り詰める。
(ほぼほぼルアービルディング作業)
この1本で20匹以上釣れるのでタイイング時間のかなりな節約になる。
UVレジン処理だと10匹前後から曲がり始め20匹でほぼ折れ、それを使い続ける羽目になる。
折れたチューブは水圧で回転することがあり、それは釣る時間の無駄でしかない。
epoxyはそうなりにくいのが利点だがよほど完成パターンでないと、これもやはり作る時間の無駄になる。
でもレジロンNo146緑(+金ティンセル極細)とNo145黄色(+銀ティンセル極細)の胴なら安定した実績がある。
もちろん他に好釣果の約束されたパターンは沢山あるが、その確認は大分管釣りと越県釣行の復活後だ。
それまでテラトコや五ヶ瀬の好実績パターンをせっせと巻き続ける。
ところでドライフライでメチャクチャ有名なエルクヘアカディス、このウェット版に興味がある。
それは何と言ってもマドラーミノーだろうけれど、それじゃ工夫がなく巻く楽しみも減る。
ちょっと工夫というか遊びを入れてこそ「私のタイイング 」プチ芸術になる。
少し前にネットで「クイルボディにエルクヘアを載せただけ」パターンを見かけた。
確かPinterest、そのアドレスを残したはずだけれど見当たらない、ああ何と言う失敗!
こうなったら記憶頼りに再現してみるしかない。
見よう見まねでオリジナルではないけれど新しいパターンの入口は見付かった。
まずは始めてみよう。
追記)
「クイルボディにエルクヘアを載せただけ」のパターンを発見、自分のまとめpinterestに入っていた。
灯台下暗し、探し物は実は手許にある。
https://www.pinterest.jp/pin/579557045796552352/